Facebookは、今年1月に公開した広告効果測定ツール、Conversion Liftの改良版を発表した。これまでは、広告キャンペーンが実際にオンラインおよびオフラインの売上を改善したかどうかを測定することができた。これからは、異なる広告を比較テストして最良のアプローチを見つけられるようになる。
「Conversion Liftに関するフィードバックで要望のあった最も大きな改善項目の一つが、『キャンペーンが成功したかどうかだけでなく、キャンペーンをやりながらもっとテストをしたい』だった」とFacebookの測定担当副社長、Brad Smallwoodは言った。
具体的には、従来Conversion Liftは2つのグループを見ていた ― 広告を見たグループと見なかったグループ。その後両者のコンバージョンデータを比較し(データはFacebookのカスタムオーディエンス・ピクセル、店内POSシステム等から得られる)、実際に広告が販売促進に成功したかどうかがわかる。
改善されたConversion Liftツールでは、広告主は複数のテストグループと対照グループを比較できる。つまり、どの広告ユニットが最良の結果をもたらすか、ブランド広告と直接反応広告の比較、モバイル広告と他のキャンペーンとの比較、商品主体とライフスタイル型写真との比較等を見ることができる。
例えば、ウェブサイトビルダーのWixは、直接反応広告だけを見たグループと、それに加えてビデオ広告も見たグループとを比較した。結果は、両者を組み合わせた方がプレミアム購読登録の促進によい効果をもたらした ― 両方を見たグループが7.4%の向上、直接反応のみは6.8%。
また今回のアップデートに判い、Conversion Liftで広告がアプリ内販売をどう改善したかもわかるようになったので、アプリデベロッパーは、ダウンロード数を増やすためにキャンペーンを最適化するだけでなく、売上改善に焦点を当てることができるようになる。
Conversion Liftについては、このFacebookブログ記事で読むことができる。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)