「OK」、「了解」、そして大いに嫌われている “k” に、ビジュアルなデザイン変更が施された。FacebookのiOSおよびAndroidアプリのメッセージに、ワッタップでサムズアップの「いいね!」ボタンスタンプを返信するボタンがついた。これは、これまで文字が入力されていない時にはグレイだった送信ボタンに代わる、極めて機能的な追加だ。地味だが、実に満足の行く機能だと私は思っている。
Facebookに確認したところ、私が呼ぶところのこの “Like Reply”[いいね!返信]ボタンが「最新アップデートの一部」であることを認めた。しかし、「最新情報」リリースでは触れられていない。これは、Facebookが時々新しいモバイル機能を追加しながら、発表しないか何回か後のアップデートでリリースノートに書く、という常々私が抱いていた疑惑とも重なる。今、Like ReplyはiOSおよびAndroidのFacebookアプリとMessengerアプリ、さらにはm.facebook.comでも利用できるが、デスクトップにはない。
アップデート:Path 3が最初にこの機能を付けていた。数ヶ月前のアップデートで追加された。Pathのデザインではチェックマークが使われていて、これはサムズアップに比べるとずっと曖昧に感じる。ともあれFacebookがスタンプもPathのすぐ後に追加したことを考えると、速攻フォローのトレンドが起こりつつあるのかもしれない。
濃縮コミュニケーション
スタンプは、モバイルメッセージングで感情を伝えるための速くて活気ある方法として急速に普及している。しかし、通常はメニューの奥から堀り起す必要がある。一方で携帯メールは効率が第一だ。コミュニケーションの中で最もよく使われるものの一つが「肯定」だ。今言ったことに同意。賛成。しぶしぶ承諾。
そこで “k” が生まれた。1文字肯定だ。しかし、これでさえ何度かのクリックが必要だ。メッセージボックスを開き、文字をタイプし、送信する。
しかし、いいね!返信ボタンはこれを1動作でやってのける。Facebookはいいね!ボタンのサムズアップスタンプも用意していて、適切な状況ですぐに使える。Androidの明るいブルーは特に鮮やかに見える。これで節約できるのは1秒。しかし、あなたを含む誰もが何百回も1秒節約すれば、かける毎月7.5億モバイルユーザー数だ。効率化には意味がある。
以前から私はテキストメッセージにこれが欲しかった。実際には、返信に限らずテキストよりも軽量なシグナルを送るために。私はそれを “nudge”[肘などで軽く押す]と名付けた。SMSよりもさらに弱い一言だ。もし私が10分以内に迎えに行くと言って、相手が11分後に nudge を受け取ったら、外に出ておいでという意味だ。友達と飲みに行く時、多勢に連絡したかったら?マスnudgeだ。「オレと飲みに行かない?寂しいから」よりもずっと煩わしくない。
これは、私の夢である〈明白に解釈可能なバイナリー・コミュニケーション〉への楽しみな第一歩だ。今度Facebookメッセージで何かにOKする時には、ぜひ試してみてほしい。果たしてこれが流行するかどうか注目したい。
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(翻訳:Nob Takahashi)