Facebookは昨年秋からテスト中だったビデオ広告の正式運用を開始すると発表した。.
公式ブログによると、 現在Facebookはビデオ広告については少数の広告主をパートナーとしており、ここ数ヶ月かけて順次広告の対象ユーザーを拡大していくという。ビデオ広告は15秒で、音声はミュートされた状態で自動再生される。ユーザーがクリックすると表示が拡大され、ミュートが解除される。
ビデオ広告の出稿プロセスは(他の広告についてはFacebookは広告の種類のシンプル化を進めているが)、テレビCMの場合とほぼ同様だ。特定のオーディエンスに対して比較的短期間に限って広告を表示し、表示回数等のパフォーマンスはNielsen Online Campaign Ratingsによって測定される。
ビデオ広告(それも自動再生)が多くのユーザーに気に入られるとは思えないが、Facebookの幹部は「ユーザー体験への影響は限定的、ないし無視しうる程度だ」と述べた。
FacebookはまたCMビデオの質が高い水準で保たれることを強調している。自動再生されることを念頭において、ビデオの品質管理を行うということのようだ。Facebookによれば、ビデオ広告はニュースフィードに公開される前に、 広告コンサルタントのAce Metrix,によるユーザー効果テストが実施されるという。Facebookは次のように述べている。
プレミアム・ビデオ広告によってブランドはFacebookユーザーに強い印象を与える新しい手段を獲得する。われわれはプレミアム・ビデオ広告についてはユーザーの反応を確かめながら慎重かつ段階的に公開している。限定されたユーザーに対し少数の広告主による高品質のビデオを公開する試験を進めることにより、最高のユーザー体験を維持するよう務めている。
ビデオ広告のテストをしているというわれわれの記事。 サンプルビデオ入りのFacebookの発表はこちら。
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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+)