現実を見よ!あなたの写真は大して面白くない。しかしFacebookは、ピカピカの新写真アップローダーで写真を華かにするのを手伝ってくれようとしている。iOSでテストを始めたばかりだ。このアプリを使うと、簡単に写真に好きな色のテキストを重ね合わせたり、フィルターをプレビューしたり、Facebookのスタンプを貼り付けたりできる。Facebookは以前もっと標準的なフィルターを提供し、写真用スタンプのテストも行ったが、今度は拡張トレイに新たなテキストオプションが加えられている。
もし、写真のテキスト追加や、スワイプで切り換えるフィルターや、サイズ変更可能な絵文字について聞いたことがあると思うなら、それはSnapchatの機能そのものだからだ。FacebookはSnapchatの買収に失敗して以来、その成長につぐ成長を目の当たりにしてきた。Snapchatを丸ごと真似しようとしたPokeやSlingshotは惨めに失敗した。一方、日本のメッセージングアプリ、LINEはスタンプのおかげで急成長を果たした。つまりFacebookは、良い物の全部載せをしようとしているだけだ。
われわれはFacebookに、この新インターフェースが何人のユーザーに使われていて、今後どのように展開されるのかコメントを求めているところだ。Android版Facebookアプリにはテキストとスタンプのオーバーレイがあるが、フィルターはオートエンハンス以上のものはない。
新しいiOS版Facebookアップローダーでは、選択した写真をスワイプして、「自動」色調整、セピアの「ビンテージ」、明るい「春」、金色の「夏」、オレンジの「秋」、落ち着いた「冬」、モノクロの「雪」の等のフィルターを切り換えられる。スワイプはいい具合で、隣同志のフィルターを比べるのに便利だが、離れたフィルターと比べるのは少し難しい。
画面左下のマジックワンドボタンを押すと、フィルター、タグ、テキスト、トリミング、スタンプのタブからなる拡張トレイが表示される。ユーザーは、Instagram風のフィルター、タグ付け、切り抜きの機能一覧をタップして選ぶ。
テキストボタンは、FacebookのSlingshotからインターフェースを借りている。テキストをタイプして、ピンチとドラッグでサイズ変更・移動を行い。カラースライダーで色を選ぶ。しかし、面倒なことにテキストを入力して色を選ぶ間、写真は背景にボカされて表示され、Snapchatのようにリアルタイムには変更が反映されない。
これを盗作と呼ぶこともできるが、Facebookにおける利便提供の哲学は基本的に、「あなたにとって良いことは、わが14億ユーザーにとってはもっと良い」である。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)