Facebookが古いストーリーをシェアする前にポップアップ警告を表示へ

Facebook(フェイスブック)は米国時間6月25日の木曜日、90日以上前のコンテンツをシェアしようとするとユーザーに警告する通知画面を導入(Facebookリリース)すると発表した。ユーザーには「go back」(戻る)か、あるいは古いことを知りながらストーリーを共有するためにクリックしてスルーする選択肢が与えられる。

フェイスブックは元の文脈から外れてシェアされた古いストーリーが、誤った情報を広める役割を果たしていることを認めた。同社によると「特にニュースパブリッシャー」が古いストーリーがあたかも最新ニュースのように再度シェアされていることに懸念を表明しているという。

「過去数カ月にわたる我々の内部調査では、記事の適時性は人々が何を読み、信用し、シェアするか決定する上で重要な要素だと判明した」と、フィード&ストーリー担当バイスプレジデントを務めるJohn Hegeman(ジョン・ヘゲマン)氏は同社のブログに綴っている。

上の通知画面は、フェイスブックが近年実験してきた他の通知を流用したものだ。昨年Instagram(インスタグラム)は、攻撃的または不快なコメントを共有しようとするユーザーを思いとどまらせるためのポップアップ通知を導入し、フェイスブックと同様のオプションを提供した。同社によると、初期の実験の結果はユーザーの行動を改善する可能性を示したという。

新機能を発表するブログ記事ではフェイスブックは、新型コロナウイルス(COVID-19)に関する投稿に対してリンク付きのコンテキストを提供し、公衆衛生リソースに向けてユーザーを誘導するポップアップなど、誤情報を減らすために他の種類の通知画面を検討していると述べた。

[原文へ]

(翻訳:塚本直樹 Twitter

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。