今日(米国時間10/30)発表されたFacebookの第3四半期業績は、モバイル事業の非常に好調な状況を示しており、同社はモバイルが利用と売上でデスクトップを越える転換点に近づきつつある。今日CEO Mark Zuckerbergは収支会見の席上、1日のユーザーの48%はモバイルのみからアクセスしていることを明らかにした。同社の広告売上の半分近く ― 49% ― がそこから生まれており、今や収益の中核を成しているのはモバイル広告だ。つまり第3四半期中に8.9億ドル近くが、アプリインストールやエンゲージメント広告などFacebookの様々な広告ユニットから生まれたことになる。
これはモバイル広告売上が年内にデスクトップを越えるという、FacebookがQ2に立てた予測に向けて同社が進んでいることを示すものだ。
その後CEO Sheryl Sandbergは、消費者がどれほどの時間をFacebookのモバイル環境で費しているかを示す衝撃的な数字を挙げた。Facebook傘下の非常に人気の高いモバイルファーストの写真ベースソーシャルネットワーク、Instagramの月間アクティブユーザーは現在1.5億人だ。これは、米国でモバイルに費される5分のうち1分に当たるとSandbergは指摘した。影響はデスクトップにも及んでいる。デスクトップでは8分のうち1分をInstagramが占めていると彼女は語った。
Facebookのモバイルトラフィックは、他の人気サイトと比較してどう位置づけられるのか。Sandbergによると、Facebookが全米のモバイル利用に占める時間は、「YouTube、Pandora、Yahoo、Twitter、Pinterest、Tumblr、AOL、Snapchat、およびLinkedIN ― を合わせたよりも多い」(この統計データはcomScoreの調査結果によるものと思われ、そこではInstagramとFacebookが合算されている)。
モバイルのみユーザーは、月間ベースでは2.54億人。月間アクティブユーザー(MAU)全体が11.9億人なので、MAUの21.3%が今やモバイルのみということになる。これは日間アクティブユーザー(DAU)におけるパーセンテージの半分以下ではあるが、Q2の19%から数字は伸びている。
デスクトップに関しては同じといかないようだ。CFO David Ebersmanは、ウェブの日間アクティブは「やや減少している」と語り、モバイルの現状と対照をなした。Facebookの全世界モバイル日間アクティブユーザー数は現在5.07億人で、Q2から0.38億人増えた。月間アクティブは8.74億人で0.55億人増だった。
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(翻訳:Nob Takahashi)