Facebookの広告部がまたやらかした。今回はエリザベス・ウォーレン上院議員の、巨大IT企業の分割を提案する選挙広告を撤去した。
その攻撃的広告が削除された理由は、Politicoによると、広告内でFacebookブランドが使われていたかららしい。
一方、同議員の大統領選挙陣営による、Facebook、Amazon、およびAlphabet(Googleの親会社)による数多くの買収を解消させる計画に関する広告はFacebookから削除されていない。
実際、削除は短時間だったようだが、ウォーレンの選挙運動には反発材料を与え、数多くのニュース見出し、ツイート、リツイートのネタになった。
「当社企業ロゴの利用規約に反していたため当該広告を削除した」とFacebookの広報担当者がBuzzfeedのRyan Macに語った。「活発な議論を可能にするために、広告を再掲載した」。
Facebook広報チームはよくやった。報道によると問題の広告にはFacebookロゴが入っていないというからなおさらだ。
しかし、ダメージはすでに始まっている。巨大IT企業は情報伝達方法に強大な力を持ちすぎている(特に自社プラットフォームでは)というウォーレンの主張に格好のネタを与えてしまった。
これは些細な出来事かもしれないが、巨大テクノロジー企業の私欲と自社プラットフォームでコンテンツを規制する能力が、広告においてさえも、言論の自由への圧力となることに対して、さまざまな立場の態度を硬化させることになるだろう。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook )