Facebookの機能を絞ってスピーディーにしたLite版アプリが急成長中で、対応する国も増えて多くの人々をつなぐことが可能になった。低帯域幅の世界でも同社のビジネスは順調で、今年は売上を52%伸ばした。
2015年6月に公開されたFacebook Liteは、2016年3月には月間ユーザー数が1億人へと急増し、このたび2倍の2億人に達したとMark Zuckerbergは書いている。しかもこれは限られた国々だけでの数字であり、今日からイスラエル、イタリア、アラブ首長国連邦、および韓国でも利用できるようになった。
またCOOのSheryl Sandbergによると、企業はFacebookペーシをLiteアプリでも管理できるようになった。
Facebook Liteは、ソーシャルの巨人が世界の他の国々でビジネスの拡大に成功している理由の一つだ。1ユーザー当たりの平均売上は昨年の1.10ドルから28%増えて1.41ドルになった。この四半期の同地域の売上は52%増の8.39億ドルだった。電波の弱いところでもFacebookに登録し、楽しく時間を過せるようにすることで、Facebookは他のアプリにはできなかった場所で稼ぎ始めている。
例えばSnapchatの帯域を食うビデオファーストのアプリが世界の他の国々地域で稼いだのは年間わずか7800万ドルで、1日当たりユーザーは3900万人だった。しかもFacebookと異なりSnapの世界の他の国々はアジア太平洋を含んでいる。
しかしFacebookは、途上国のネットワークインフラが帯域を広げるのを待つのではなく、自社アプリを軽量化してLiteバージョンを作る道を選んだ。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)