YextはこのほどGoogleマップを同社のPowerListingsネットワークに追加した。つまり、クライアントの店舗や企業はGoogle検索でマップに表示される店舗や支店の位置をリアルタイムで変更できる。このアップデートでYextは100種類以上の地図、アプリ、検索エンジン、カーナビなどの位置情報にアクセスできるようになった。
YextはすでにApple、Facebook、Bing、Yahooなどの位置情報サービスを管理してきた。
Yextによれば、全世界で60万ヶ所の位置データが登録されており、各ネットワーク上の情報を管理できるという。ユーザーにはCitibank、FedEx、Sunglass Hutが含まれる。
TechCrunchの取材に対し、「Salesforceが顧客データを管理するうように、われわれは位置データを管理できる。Yextは位置情報の総合システムだ」とCEO、Howard
Lermanは述べた。
Yextはまだ黒字化していないが、同社は調達した資金を積極的に再投資しており、来るべき株式上場の前にできるかぎり規模を拡大することに務めているという。「その時が来たら〔上場を〕やる」とLermanは語った。
Yext 2006年の資金調達以來、少なくとも1億1500万ドルを資本として保有している。Insight Venturesは2014年に5億2500万ドルの評価額で5000万ドルのシリーズFラウンドをリードしている。IVP、CrunchFund、SV Angelも株主だ。
Insight Venture Partnersのマネージング・ディレクター、Deven Parekhは「Yextのビジネスは絶好調だ。しかもこの市場はまだ始まったばかりだ」と述べた。
Yextの社員も昨年度38%増えて455人となった。本社はマンハッタンの中心部、マジソン・スクエア・パークに隣接する1 Madisonにある。
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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)