Fitbit、スマートウォッチ・アプリに生理周期モニター機能を追加

Fitbitは新しいスマートウォッチ、Versaを発表した3月のイベントでFitbitアプリに女性の健康モニター機能を追加する計画を明らかにしていた。 iOS版とWindows版双方にこのアップデートがいよいよ実施される。女性ユーザーは運動や睡眠のパターンと同時に生理周期をモニターできるようになる。

この機能は同社のスマートウォッチ、VersaとIonicの双方で利用できる。これにより生理周期だけでなくく妊娠可能期間の推定も可能となる。Fitbitのヘルスモニター機能への追加として大変有用なものといえる。スマートウォッチを発表した当初、普通のユーザーの手首には大きすぎて女性ユーザーを遠ざけるという批判を浴びた。しかし新しく発表されたVersaは小型化されており、多機能でスマートなデザインとなった。

新機能はAndroidユーザーの場合、今月末に利用できるようになる(FitbitはGoogleのCloud Healthcare APIを利用すると発表しているが具体的なスケジュールは明らかにされていない)。

なおAndroid版Fitbitは今週中にQuick Replies機能が使えるようになる。この機能はスマートウォッチから「イエス、ノー、よさそうだね」というプリセットされた返信をワンタッチで送れる。Facebook Messenger、What’s Appを始め、多くのポピュラーなメッセージ・サービスがサポートされる。

今週はFitbitのパートナー各社から血糖値チェックを含めユーザーの健康モニターを助けるさまざまな新機能やカスタム文字盤の提供が発表された。パートナー企業にはDexcomを始め、Diplomat Pharmacy Inc.、Fitabase、Go365、Limeade、One Drop、Sickweather、Walgreensなどのヘルス関連企業が含まれる。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。