火曜日(米国時間1/3)午前、ドナルド・トランプはTwitterで、米国で販売されているChevrolet Cruzeはメキシコで製造され、米国ディーラーに非課税で輸出されていると語った。これに対してGMは、同社が国内で販売するCruzeの製造拠点を明らかにし、主にオハイオ州で作られているとする声明を発表した。
米国で販売されているCruzeのセダンはすべてオハイオ州の工場で生産されているとGMは指摘した。世界市場向けに設計されているCruzeハッチバックの一部は米国内で販売されており、事実メキシコで製造されているが、同車種の大部分は海外市場への輸出に向けられているという。
トランプが米国企業の製造拠点について口を挟んだのはこれが初めてではない。以前空調機会社のCarrierと、米国内の職を確保する協定を結んだと発表したが、未だに実施されておらず詳細はほとんどが闇の中だ。
トランプの主張にはごく一沫の真実も含まれているが、米国雇用の救世主としてのイメージを作るための誇大宣伝であることは明白だ。Cruzeのセダンモデルは米国市場で圧倒的な支持を得ており、同社はこのモデルがオハイオ州の工場でのみ生産されていることを正式に表明した。
[General Motorsはメキシコ製のChevy Cruzeを米国カーディーラーに非課税で供給している。アメリカで作るか、高額の関税を払え!]
GMの声明の全文:
General Motorsは、Chevrolet Cruzeセダンをオハイオ州ローズタウンで生産している。米国で販売されているChevrolet Cruzeセダンは、すべてオハイオ州ローズタウンの組立て工場で作られている。GMは世界市場向けChevrolet Cruzeハッチバックをメキシコで製造しており、そのうちのごく少数は米国内でも販売されている。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)