今日(米国時間3/13)、Google AssistantがiPadで使えるようになった。ユーザーは通話やメッセージ送信、カレンダーの確認、リマインダーのセットを始めとしてアシスタントのあらゆる機能がiPadから利用できる。GoogleアシスタントはGoogleのスマートフォン、Pixelを始めとするAndroidデバイス向けがリリースされた後、2017年の Google I/OでiOS版が発表された。
ただし当初は英語版でiPhone向けのみだった。Googleによれば、今日のiOSアプリのバージョンアップで英語だけでなく、フランス語、ドイツ語、イタリア語、日本語、ブラジル・ポルトガル語、スペイン語が利用できるようになった。
iPad版は基本的にiPhone版と同機能だが、表示面積が拡大されている他、分割画面でのマルチタスクなどiPadのみの機能に対応している。
Amazon Echo、Google Home、そして最近のAppleのHomePodなど、音声対話が可能なスマートスピーカーの普及が話題になっているが、モバイル・デバイスのスマートアシスタントはさらに影響が大きい。そのためGoogle AssistantやAmazonのAlexaは自社のハード、つまりAndroidやFire タブレットだけでなく、あらゆるプラットフォームに対応しようとしている。
特にiPadへの対応は各方面からの注目を浴びていた。
事実、Amazonは昨日、Alexaのタブレット対応を発表している。これにはiPadも含まれ、アップデート版ではAlexaによる通話やメッセージ送信機能がサポートされている。
もちろんiPadでGoogleアシスタントやAlexaにアクセスするのはiOSのデフォールトのアシスタントであるSiriを使うほど簡単ではない。Siriならホームボタンを長押しするかHey Siriと呼びかけるだけでよい。
とはいえ、Googleのアシスタントに慣れていてiPadを持っているユーザーはアップデートを歓迎するだろう。
Googleアシスタントにメッセージの送信や電話をかけることを頼むと、アシスタントはiOSの連絡先を検索しようとするのでまず許可する必要がある。アシスタントは音声によるテキスト入力、リマインダーの設定、カレンダーの表示、音楽の再生、スマートTVへのビデオのキャスト、検索、等々さまざまなな能力を備えている。
新しいアシスタント・アプリはiOS 10.0以降で作動するが、特にiOS 11を搭載している場合、マルチタスクに対応する。Googlによれば、一つの窓でカレンダーのチェックなどを命じておき、別の窓でアシスタントと会話するというようなことが可能だという。また縦横どちらの向きでも利用できる。
iPadアプリ〔日本版〕はAppleのApp Storeから入手できる。
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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)