読者の多くはすでに、GoogleがChrome OSの開発を中止し、Androidに統合する(ただしChromebookという名前は残る)というWall Street Journal発の情報をご存知だろう。今日(米国時間11/2)、 Googleは公式ブログへの投稿でこの報道内容を否定した。
GoogleのAndroid、Chrome OS、Chromecast担当上級副社長、ヒロシ・ロックハイマー(Hiroshi Lockheimer)は「われわれは双方〔Chrome OSとAndroid OS〕の良いところを統合する方法を開発しているところだ。 Chrome OSの開発を中止するなどということはない」と書いている。
GoogleがChrome OSにAndroidの機能の一部を追加しつつあることは別に秘密ではない。実際、一部のAndroidアプリはChromebookで作動することが確認されている。
ロックハイマーは今日のブログ記事の大半を費やしてChrome OSにいかに勢いがあるかを説明している。たとえば、アメリカでは学校が開いている1日ごとに3万台の教育用Chromebookが導入されている。またNetflixやStarbucksのような大企業が社員用にカスタマイズされた
Chromebookを多数利用しているという。
つまりChrome OSは今後も(少なくとも当分の間)存在を続けるということだ。 ここ数年でChrome OSの中身ががらりと変わるという可能性はあるだろうか? それは十分あり得る。Googleは「Chrome OSにユーザーが手を加えなくてもほとんどのAndroidアプリが作動する」ことを目標にしている。しかしChrome OSは最近のGoogleとしては驚くべきビジネス上の成功を収めている製品なので、いきなり開発を中止するということは考えにくい。ChromebookがAndroidより多額の売上をGoogleにもたらしていることを考えれば特にそうだ。
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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)