9to5Googleが発見したところによると、Googleはアメリカ特許庁にコンタクトレンズ内カメラの特許を申請したという。超小型のカメラをコンタクトレンズ内に埋め込むという基本概念の特許だ。Google Glassのコンセプトをさらに一歩進める可能性があると同時に視覚障害者に対して視覚情報の補助を与えるのに役立つことも期待されている。
Googleは最近、血糖値測定装置をコンタクトレンズに組み込む計画を詳しく公表している。これが実現すれば糖尿病患者はいちいち指先に針を刺すことなく、リアルタイムで連続的に血糖値がモニタできる。
コンタクトレンズ・カメラについても、視覚障害者に対して装着者の位置や危険な障害物の存在を知らせるなどの医療技術への応用が考えられている。さらに将来はGoogleGlassのようなウェアラブル・コンピュータとの接続も考えられる。
Googleのような巨大テクノロジー企業は常に数多くの特許を出願している。そのうち実際の製品となるのはごくわずかだ。それにカメラを目の中に装着する考えに抵抗を感じる消費者も多いだろう。しかし障害者に対する補装具として考えれば、難聴者に対する人工内耳の内耳蝸牛への埋め込みなどに比べて侵襲性が少なく、比較的近い将来実用化されてもおかしくない。
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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+)