Google、数十万人の少女たちにホワイトハウス・クリスマスツリーライトのプログラミングを任せる


第92回恒例ホワイトハウス・クリリスマスツリー点灯セレモニーが、今年はちょっとIT化される。その殆どが若い女性である30万人以上の人たちが、GoogleのMade with Codeキャンペーンを通じて、点灯セレモニー中に56箇所のホワイトハウス・クリスマスツリーのライトがどのようにダンスするかのプログラミングを行う。

30万種類のライティングプログラムが実際にどう見えるか、今夜のイベントが行われるまで誰にもわからない。ライブで見たい人は、ホワイトハウスYouTubeチャンネルで、5 pm ESTから中継される。

Brittany Wenger(20)は、今夜のセレモニーに参加する選ばれた10人の一人だ。プログラム参加者の年齢は4~20歳にわたるが、殆どがティーンかトゥイーンだ。

Wengerは、どの女の子のコードも非常に正確な時間が「秒単位」で仕込まれていると言った。彼女は自分のコードが輝く時どう見えるかを説明しようと、「私のはブルーから始まって、グリーンに変わりながら中心に向かっていく感じです」と話した。

WengerはDuke大学の学生で、Made with Codeのアンバサダーの一人だ。彼女のスキルをGoogleが見出したのは、乳ガンを発見するアプリを作った時だった。ホワイトハウス・クリスマスツリーライトは、パソコンを使える人なら誰でもプログラミングできるが、プロジェクトは主として若い女性に向けられたものだ。

「Made with Codeは、プログラミングに興味のある女の子のために作られた入門用学習プラットフォームなので、ものすごく易しくできているんです」と彼女は言った。

Wengerと他の選ばれた女子たちは、今夜自分がプログラムしたライトを見るためにホワイトハウスで待機中だ。彼女は、大統領夫妻がいる同じ場所にいることにかなり興奮している様子だった。さらに彼女は、トム・ハンクス、リタ・ウィルソンのふたりと一緒に、Made with Codeプログラムや若い女性のコンピュータ・サイエンス進出奨励について話し合う予定であるとも言っていた。

大統領のティーンエージャーの娘たち、マリアとナターシャがプログラムに参加するかを聞かれると、「わかりませんが、これから参加してくれたら嬉しいです。もっともっと多くの女性がプログラミングするようになるのが私の願いです」と彼女は言った。

ヅリーのどれか1本のために何かをプログラムしたい女性は誰でも、Made with Codeを通じて今からでも参加できる。ホワイトハウスのツリーは、ホリデーシーズンを通じて新しいプログラムを受付けている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


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TechCrunch Japan

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