Googleの検索結果ページがいつもと違うことに気づいた読者がいることと思う。
あの見慣れたリンクの青い下線が消えてしまったのなら、読者はGoogleが実施中の大規模なテストの対象に選ばれたことになる。フォントは大きくなり、広告表示の淡黄色の背景はなくなった。その代わりに広告の先頭には黄色地に「広告」と白抜きにしたラベルがついた〔日本版でもテスト実施中〕。
Googleは大きな変更を行う場合、それがビジネス上の利益になるか、ユーザーの利便性を向上させるかを試験するために大規模な実地テストを行うのが常だ。こうした実地テストは気づかれないことが多いが、検索結果表示のメイン画面に関する大規模な実験ではさすがに気づかれないというわけにはいかない。
一部のユーザーでは新デザインが表示されるブラウザと旧デザインが表示されるブラウザがあるという。私の場合はSafari、Google Chromeのいずれでも新デザインが表示されている(Mac)。
Search Engine Landブログによれば、 Googleの検索のボス、Amit Singhalは今週開かれたMarketing Expo Westカンファレンスで「単なる実験にすぎない」と語ったという。
しかしこの新デザインは昨年秋にモバイルとタブレット向けに発表されたものと同じだとSinghalは付け加えた。 そうするとこれは最近Googleが進めているモバイルとデスクトップのユーザー体験統一の試みの一環なのかもしれない。
黄色の広告ラベルもタブレットとスマートフォンには導入ずみだ。デスクトップでも数ヶ月前からテスト中だったという。
なるほどこの変更はテストかもしれないが、最近になって対象ユーザーの範囲が大きく拡大されたようだ。Googleは近くこの変更を正式な新バージョンとするつもりかもしれない。
Image credit, top: Search Engine Land
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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+)