今年のI/OカンファレンスでGoogleが話した、携帯電話以外の分野でのAndroidは自動車に関するものだった。そして同社の車載システム進出の主役はAndroid in the Carだ。Android Autoの拡張であるこのシステムは、車内インフォテイメントや空調システムの統合を強化し、Assistant機能を前面に押しだして車内外でボイスコントロールを推進している。
もちろんGoogleマップによるカーナビ機能も提供され、今回のデモのために用意されたAnroid in the Car塔載のVolvo V90で動くところが紹介された。空調の制御も可能でVolvoに指示するだけで簡単に温度を上下できる。Android in the Carは窓やサンルーフの開閉にも対応している。
Assistant互換のスマートホーム機器を、車の中から音声コマンドで操作することもできる。案内してくれたGoogleのプロダクトマネージャー、Haris Ramicが、デモ用に家を模した展示を使って、Hueの電球やNestの学習サーモスタットを操作してみせた。
Android in the Carは、さまざまなモバイル体験を車の中にもたらす。またAssistantのデバイス間機能が充実し、Googleがデベロッパーに強く推進していることは、消費者にとって非常に明るい話題だ。
実際にあなたの車で使えるようになるまでにはまだ少し待つ必要がある。Volvoは2年以内には新車に搭載すると言ったが、それ以上詳しい内容は聞けなかった。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook )