Motorolaで始まり、その後GoogleのAdvanced Technology and Projectsグループに移ったProject Araは、3年間開発が続いたが、このほどついに“保留”扱いとなり、実質的に中止された。
2014年にMotorolaをLenovoに売ったあとも、Googleはモジュール化スマートフォンのプロジェクトを、今のスマートフォンの設計に代わるものとしてだけでなく、未来のスマートフォンのカスタム化の方法として高く買っていた。
今回の方針変更は、Araに期待していた人びとには驚きだろう。Googleはプロジェクトにコミットしていたし、この秋にはデベロッパーバージョンが、そして消費者製品は20171年に出るはずだった。にもかかわらず、交換(取り替え)可能にすべき部位のタイプに関して、さまざまな遅れや問題が累積した。そして今それは、そんな水の中で溺死した。
Reuters(ロイター通信)の記事によると、プロジェクトは凍結されたが、GoogleはハードウェアパートナーにAraをライセンスすることを検討するかもしれない。そうなるとその機能が、未来のAndroidスマートフォンに出現することも考えられる。