Googleが今日(米国時間3/28)、同社のオープンソースプロジェクトをすべて一箇所にまとめたサイトを立ち上げる。
これらのプロジェクトのコードは今後もGitHubと、Google自身がホストしているgitサービス上にあるが、この新しいサイトの機能はそれらのための中央的ディレクトリ(目録)だ。しかもGoogleのプロジェクトを陳列するだけでなく、Googleがソースコードをオープンにする場合のGoogle独自の“やり方”を開示することも目的だ、という。
Googleの社内におけるオープンソースのやり方については、すでにいろんなドキュメントが公開されているから、今さら何を、という部分もあるが、Googleの今日の発表声明はこう言っている: “弊社のポリシーと手続きは、われわれ自身の長年の経験と、そこで学んだことを反映している。オープンソースへの弊社独自の取り組みが、誰にとっても正しいとは限らないし、むしろいろんなやり方があって当然だから、これらのドキュメントを‘ハウツー・ガイド’としては読まないでいただきたい”。
現在これらのドキュメントがカバーしている話題は、Googleが新しいプロジェクトをリリースするときのリリースプロセスに関する情報や、プロジェクトへのパッチを提出するやり方、そして同社がサードパーティのオープンソースプロジェクトを社内的に利用するときの取り扱い方、などだ。
最近GoogleはKubernetesやTensorFlowをオープンソースにして、そのまわりに大きなエコシステムをすでに作り出し、成功しているから、これらのドキュメントを詳しく読めば、大いに参考になることだろう。とくに、今後自分たちのプロジェクトやツールをオープンソースにしていきたい、と考えている企業にとっては。