GoogleがChromeのあまり使われない通知センターを廃止、ChromeOSには残存、通知はネイティブ依存へ移行か?

Chrome lapel pin

GoogleがChromeブラウザの通知の方式を変えようとしている。ChromeによるWebアプリケーションからデスクトップへのプッシュ通知のサポートは5年前に始まり、そして数年前には、Webアプリケーションやエクステンションからのメッセージをまとめて扱う総合通知センターを導入した。しかしその通知センターは、利用者がきわめて少ないため、Chromeの次のリリースからは存在しなくなる。

notifications

“Webプッシュ(サーバ・プッシュ)の成長とともに、通知はますます、ユーザをWebページにエンゲージさせるための重要な方法になってきた”、とGoogleのソフトウェアエンジニアJustin DeWittが今日述べている。“Chromeはデスクトップ上のユーザ体験を合理化することによって、どのプラットホーム上でもシンプルな通知体験を提供できる”。

なお、ChromeOSには今後も通知センターがある。WindowsとMacとLinux上のChromeブラウザのみ、それがなくなる。

Windows 10のAction Centerや、AppleのOS XのNotification Centerに関しては、Googleにそれらをサポートする計画は今のところない。しかしChrome本体の通知センターをやめたことには、今後これらの、プラットホームネイティブな通知チャネルをサポートする意図が、あるのかもしれない。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。