GoogleがChromecast SDKを全デベロッパに公開

Googleが、テレビをインターネットテレビにしてしまうHDMIドングルChromecast発売したときは、一部の少数のデベロッパしか、そのためのアプリケーションを開発できなかった。でも、そのうち完全オープンにするとGoogleは言いつづけてきたし、そして今日(米国時間2/3)、 その約束が果たされた

今後は、非常に多様なChromecastアプリケーションの出現が期待される。現状では、NetflixとHulu PlusとYouTubeとPandoraとあとわずかしか、テレビへキャスト(cast, 放送)できない。これからはSpotifyでもFacebookでもTwitterでも何でも、テレビの大型画面で楽しめるようになる。彼らが、Chromecastをサポートする気にさえなれば。

デベロッパはGoogle Cast Software Development Kit(SDK)をダウンロードして、自分のWebアプリケーション~Webサイトの中へChromecastのサポートを組み込む。同社によると、アプリケーションにそのSDKを統合する作業は“簡単だ”という。料金はユーザ登録時の5ドルだけで、それを払うとSDKを使うための自分用のデベロッパコンソールにアクセスできるようになる。このコンソールから、アプリケーションを登録したり、テスト用デバイスを認証したりする。

メディアプレーヤーはChromecast自身が提供するデフォルトのものを使ってもよいし、各社が自社ブランドのを作っても良い。また受信側も、MPEG-DASH、HLS、Microsoft Smooth Streamingなど標準のストリーミングプロトコルをサポートするカスタムレシーバを作れる。またGoogleは、いくつかのサンプルアプリケーションをGitHubから提供している。

〔Google Developers Blog上の発表記事。〕

*上記のコメントより:
Anand Mistry
I hate to say this, but I’d like to -1 this. Its great that Google has finally released an SDK, but there’s no sign of a native SDK or protocol documentation. So I won’t be able to cast from VLC, or cast my desktop without chrome, or any number of other useful use cases.

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


投稿者:

TechCrunch Japan

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