昨年の12月にGoogleは、Google Driveの生産性ツールの一部としてオンラインのスプレッドシートを提供するGoogle Sheetsの、ニューバージョンを発表した。これまでその新バージョンはオプトインだけだったが、今日(米国時間3/20)からは全ユーザにデフォルトで提供される。
Sheetsのニューバージョンはこのプロダクトのこれまでで最大のアップデートの一つだが、ユーザにとっていちばんうれしいのはオフライン編集のサポートだろう。使えるのはChromeだけだが、この機能があるとスプレッドシートをオフラインで編集しておいて、その結果を接続時に自動的にシンクさせられる。Google DocsとGoogle Slidesには、すでに前からオフライン機能がある。
今朝試してみたら、ニューバージョンでは使えない機能もいくつかある。今回のアップデートでGoogleは、あまり使われない機能を整理することに決めたのだろう。それらは、SheetsにおけるSolverツールのサポート、Google Setsを使うオートフィル、など計4つだ。
その代わり、複数のセルをセレクトしたり、ハイパーリンクを加えることがずっと容易になった。新たなFilterビューによって、みんなとコラボレーションしているシートをいろんなビューで見たり共有することも、楽にできるようになった(本体に影響を与えない)。また、セル数数百万という巨大なシートも、必要なら作れる。
今月初めに、Google Driveの一連の生産性アプリケーションでサードパーティのアドオンを使えるようになったが、それにはもちろん、Sheetsも含まれる。
ニューバージョンへのアップデートは、数週間かけて全ユーザに適用される。だから、待たされるユーザも何人かいることになる。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))