Googleは最近、Chromeブラウザのプラグインでメールの暗号化を推進すると発表して話題になった。本誌はGoogleが取り組むその課題の難しさを指摘し、また、価値ある仕事だ、とも述べた。
しかしGoogleは、そのコードの中に小さなイースターエッグを忍ばせた。そいつが、とってもおかしい。それは、こんなジョークだ(Zen Albatrossさん、ネタをどうもありがとう):
上の図中の”SSL added and removed here”(SSLがここで加えられ取り去られた)は、合衆国の外でGoogleとYahooとのあいだで渡されるデータを盗み見するNSAの計画への、当てこすりだ。下図は、この件に関するNSAのスライドだ。
完全に同じ文があることが、おわかりかな?
Googleがメールを暗号化するコードにこのテキストを入れたのは、NSAに対する一種の皮肉で、そのときNSAはSSLという広く使われている暗号化方式をかいくぐろうとしていたのだ。そこでGoogleは、メールのユーザのためにメッセージのセキュリティを強化するこの新しいツールの中で、わざとNSA自身の言葉を使ったのだ。
画像: FLICKR/KENNETH LU; CC BY-SA 2.0のライセンスによる(画像はトリミングした)
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))