今日(米国時間5/17)のデベロッパカンファレンスGoogle I/Oにおける発表によると、約一か月半前にGoogleは、Google+のAndroidアプリの画像を、同社作のWebPフォーマットに変えた。今日のプレゼンテーションを行ったWebPとChromeリモートデスクトップ担当プロダクトマネージャStephen KonigとMake the Web FastチームのメンバーでChromeのデベロッパ情宣担当Ilya Grigorikによると、それにより使用帯域の50%が節約された。
Google+は言うまでもなく画像の多いサービスで、Androidは4.0以降WebPに対応しているから、かなり必然的な移行だとも言える。ただし、今後は、というか来年中には、WebPをGoogleのプロダクトのほとんどすべてに導入していくという計画がある。チームが今日のセッションで見せたスライドには、YouTubeやGoogle Image Search(画像検索)をはじめ、Googleの主なプロダクトのほとんどすべてが‘出演’していた(よく分からないのもあったが)。
この変更は外部に対し黙って行われた。今年初めのChrome Web Storeの場合もそうだった。チームが今日述べたところによると、StoreではWebPの利用によって画像のファイルサイズがPNGのときの約70%に減少した。
現時点でのWebPの問題は、圧縮率の改善で帯域の大きな節約になるとはいえ、AndroidとChromeとOperaしかサポートしていないことだ。そのほかのプラットホームでは従来どおりJPEGやPNGなどしか使えないし、WebPをあえて使うためにはデベロッパが工夫しなければならない。しかし今日の話では、来年はFirefoxもWebPをサポートするそうだ。いずれにしても担当チームとしては、建前上からもこのフォーマットの将来に関してきわめて楽観的であった。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))