Googleが今日(米国時間9/18)、BigQueryの大型アップデートを発表した。それはクラウドからのサービスで、大量のデータをSQLで分析し、とくに、リアルタイムデータの分析に適している。今日からBigQueryのユーザはイベントをデータベースに、行単位でストリーミングできる。そのためのAPIが今日から提供される。
Googleの説明によると、これによって、従来のようにデータをバッチでアップロードするだけでなく、データが発生し可利用になるたびにリアルタイムでそれらを保存できる。BigQueryが行うビッグデータのバルクロード機能はもちろん使えるが、デベロッパがこの新しいリアルタイム機能を試せるために、2014年1月1日までは無料で使える。そのあとは、データベースに10000行挿入するたびに1セントを払う。データ保存料は1ギガバイトあたり月額0.08ドル、クェリ(バッチクェリ)は処理後のデータ1ギガバイトにつき0.02ドルだ。
この新しい機能は、Googleによれば、リアルタイムで常時大量のデータが発生するオンラインショップや、何百万ものユーザや接続デバイスにサービスを提供するWebアプリケーションに向いている。
また、最前の24時間内の特定範囲のデータだけを調べる、というクェリが新たにサポートされた。BigQueryのクェリは基本的に全列スキャンだが、ほんとうは一部だけ見たいというユーザにとっては時間と費用の無駄だった。リアルタイムデータでは、とくにそんなニーズが多いだろう。たとえば、数時間(数日)前まで分かればよい、とか。
今日のアップデートではさらに、SUM()、COUNT()、AVG()、STDDEV_POP()といった新しいウィンドウや統計機能、そして過去のクェリを見ることのできるブラウザツールも提供された。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))