GoogleのCFO曰く、Glassは「一時停止」と「リセット」が必要なケース


Googleの最高財務責任者(CFO)、Patrick PichetteはGoogle Glassの未来に関してあまり楽観的ではなかった。今日の2014年Q4収支会見で語った。Pichetteは同プロジェクトについて、Googleはたとえ相当な投資をしたテクノロジーであっても、うまくいかない時には一歩退く会社であることを示す一例であると語った。

「チームがハードルを越えられない時、しかしまだ多くの可能性があるとわれわれが考えた時は、一旦停止してから時間をかけて戦略をリセットするよう言い渡すことがある。最近Glassでそうしたように」とPichetteは言った。「そして、プロジェクトが期待したようなインパクトを与えられない時は、苦渋の選択をして中止する。それはみなさんが何度も目にしてきたことだ」

Googleは去る1月19日にGlass Explorerプロジェクトを中止し、Tony Fadellの消費者向ハードウェア部門が引き繋いだ。Googleは引き続きデベロッパーにこのプラットフォームでの開発を薦めており、Fadellの下へ移管されたことはGlassの終焉を意味するものでもないが、今日のPichetteの発言は、Glassプロジェクトの実験結果に対する会社トップによる最も具体的な声明であり、近い時期の消費者向け販売を示唆するものでは決してない。

Glassは何か別の形で生き延びるかもしれないが、Pichetteの今日の意見を聞く限り、いつか再び現れた時の姿にわれわれは気付かないかもしれない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook