Googleが2014年第1四半期の決算を発表した。 トラフィック獲得コスト(TAC)を除外した売上が122億ドル、除外しない売上が154.2億ドル、一株あたり利益(EPS)が6.27ドルとなった。アナリスト、投資家はEPSを6.40ドル、TAC除外売上を122.5億ドル、TAC込売上を155.4億ドルと予測していた。
Googleの利益は対前年同期比で19%アップし、GAAP営業利益は41.2億ドル、総収入の27%となった。
時間内取引では市場全体が上げいたことによりGoogleも4%アップした。しかし決算が予測を下回ったため、時間外取引では4%以上下げた。クリスマス商戦を含む前四半期では、Googleは168.6億ドル(TAC込)の売上、9.90ドルのGAAP1株あたり利益を挙げている。
今四半期ではGoogleのGAAP純利益は34.5億ドルだった。利益の57%はアメリカから挙がっており、これは対前年同期比で1%増加している。
Googleの収益構造で決定的な要因となっているTAC(トラフィック獲得コスト)は、今四半期は32.3億ドルで、売上の23%を占めている。前四半期には23.5%、前年同期は24.9%だった。
今四半期、Googleのクリック単価は前年同期比で9%下落した。有料クリック数は前年に比べて26%増加しているが、クリック単価の下落を補うまでに至らなかったわけだ。Googleが期待されていた利益を確保できなかった理由は主としてこのクリック単価の減少にあることは明らかだろう。
事業の停止に基づく純損失は(Motoroalの売却関連などが含まれる)は1億9800万ドルとなった(前年同期は1億8200万ドル)。
全体としてGoogleは順調に2桁成長続けているものの、利益は市場の期待を下回ることになった。しかしながら株価収益率が30倍を超えている現在、市場はもっと高い利益を要求していた。
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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+)