Google(グーグル)は、USB-Cポートに直接接続可能な最新のTitanセキュリティキーを発表した。
Titanキーの最新版は、この市場でのライバル関係にあるYubico(ユビコ)が、USB-CとLightningポートのいずれでも使えるキーを発売してから数週間後の発表となった。実はYubicoは、Googleのセキュリティキーの製造元でもあり、USB-C専用のキーはほぼ2年前に発売している。
こうしたセキュリティキーは、フィッシング詐欺から国家規模の攻撃に至るまでオンラインアカウントに対するさまざまな脅威に対して、ほぼ完璧なセキュリティを提供する。アカウントにログインする際に、デバイスにキーを差し込むことで認証できるようになる。ほとんどの人は、セキュリティキーなど必要ないだろう。しかし、敵対する国によって頻繁に攻撃の標的とされるようなジャーナリスト、政治家、活動家など、特にリスクの高いユーザーには有効だ。
Googleが独自に調べたところによると、スマホにテキストメッセージを送信するといったほかの手法に比べて、セキュリティキーはずっと強力だという。
Coinbase、Dropbox、Facebook、Twitter、そしてもちろんGoogleなど、多くの企業は、セキュリティキーをサポートしている。こうした企業の数は膨大なものではないが、セキュリティキーの利用が増えるにつれて、サポートする企業の数も増え続けている。
Googleによれば、Titanの最新版は米国時間の10月15日から、40ドル(約4330円)で販売を開始するという。
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(翻訳:Fumihiko Shibata)