Internet Explorer 8がローンチしたのは2009年だが、今ではそれはあらゆる点で現代的なブラウザではなく、徐々に第二のInternet Explorer 6になりつつある。Google AppsはIE8のサポートを昨年停止したが、今日(米国時間9/16)の発表ではGoogle AnalyticsもIE8のサポートを本年限りとする。
Google Analyticsのチームによると、IE8のサポート停止は“新機能の導入を円滑に行えるため”、および、“Google Analyticsというプロダクトに最新のWeb技術を積極的に採用していけるため”だ。ただし、入呼トラフィックの計算には今後もIE8からのアクセスが含まれる。
StatCounterによると、IE8の現在の世界全体のシェアはわずかに8%強だ。最新のIE10が全ブラウザ市場の11%、IE9は5%だ(北米地区ではこれらよりやや高い)。ただし、IE8の下降傾向はとてもゆるやかだ(IE9からIE10への乗り換えのペースよりも遅い)。1年前の StatCounterの数字ではIE8のシェアは13.5%もあった。Windows XPのユーザが依然として多く、XPはIE9,10へアップグレードできないから、この停滞はしばらく続きそうだ。
Googleは前からWebの標準技術の現代化に熱心で、ChromeをローンチしたのもWeb開発のレベルアップのためだ。古いブラウザでは、ネイティブデスクトップアプリケーション並のユーザ体験など、Googleやそのほかのデベロッパが追求している最新のWebアプリケーションの機能をサポートできない。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))