Google Analyticsにボットネットやクローラーからのトラフィックを除外する新機能

今日(米国時間7/30)、Google Analyticsに小さいが重要なアップデートがあった。ボットネットや検索クローラーからのトラフィックを簡単に除外できる機能がついに付け加えられた。この種のトラフィックがGoogle Analyticsのデータを大きく狂わせることがたびたびあった。

残念ながら、ボットネットによって偽のトラフィックを作りだすことは世界的にビッグビジネスになっており、ある調査によれば全インターネットのトラフィックの3分の1を占めるという。GoogleはIAB(インタラクティブ広告協議会)が毎月発表しているInternational Spiders & Bots Listを利用して既知のボット、クローラーからのトラフィックを判定する。このリストの年間購読料は高額で、IABの会員は4000ドル、非会員の場合1万4000ドルもする。

ユーザーがこの新機能を有効にすると、 Google Analyticsはリストに掲載されているUAからのトラフィックを自動的にフィルターし始める。これまではこうした操作は主に手作業で実行され、正確さを大いに欠いていた。これからはAnalyticsの設定画面に行ってこの機能を有効にするだけでよい。

当然予期されることだが、サイトによってはトラフィックの数値が落ちるだろう。しかし新しい数値の方が実態をよりよく表している。それでもまだ偽のトラフィックが混じっている可能性はあるが、すくなくとも先月までに判明しているボットからのトラフィックは除外されている。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Google AnalyticsがIE8のサポートを年内で終了

Internet Explorer 8がローンチしたのは2009年だが、今ではそれはあらゆる点で現代的なブラウザではなく、徐々に第二のInternet Explorer 6になりつつある。Google AppsはIE8のサポートを昨年停止したが、今日(米国時間9/16)の発表ではGoogle AnalyticsもIE8のサポートを本年限りとする。

Google Analyticsのチームによると、IE8のサポート停止は“新機能の導入を円滑に行えるため”、および、“Google Analyticsというプロダクトに最新のWeb技術を積極的に採用していけるため”だ。ただし、入呼トラフィックの計算には今後もIE8からのアクセスが含まれる。

StatCounterによると、IE8の現在の世界全体のシェアはわずかに8%強だ。最新のIE10が全ブラウザ市場の11%、IE9は5%だ(北米地区ではこれらよりやや高い)。ただし、IE8の下降傾向はとてもゆるやかだ(IE9からIE10への乗り換えのペースよりも遅い)。1年前の StatCounterの数字ではIE8のシェアは13.5%もあった。Windows XPのユーザが依然として多く、XPはIE9,10へアップグレードできないから、この停滞はしばらく続きそうだ。

Googleは前からWebの標準技術の現代化に熱心で、ChromeをローンチしたのもWeb開発のレベルアップのためだ。古いブラウザでは、ネイティブデスクトップアプリケーション並のユーザ体験など、Googleやそのほかのデベロッパが追求している最新のWebアプリケーションの機能をサポートできない。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


GoogleのContent Experiments APIを使えば多様なロジックでA/Bテストを展開できる

Googleが今日(米国時間6/4)、デベロッパのためのWebサイトテスト(実験)〜最適化ツールContent Experiments APIローンチした。このAPI集合の背後にあるのはGoogle Analyticsなので、要するにAnalyticsの力を利用してさまざまな最適化努力の結果を計測できるのだ。Googleはこう説明している:“このAPIはGoogle Analyticsを本格的なA/Bテストプラットホームにするので、すべてのタイプのデベロッパがGoogle Analyticsを利用して実験を行えるようになる”。

Content Experimentsそのものは、Googleが1年前にローンチしたA/Bテストサービスで、その後も継続的に機能が追加されている。このサービスはmulti-armed bandit方式*でA/Bテストを行い、各バリエーションの成績に基づいてユーザの実験接触頻度を調節する。〔*: multi-armed bandit, モンテカルロ法のような、一種の乱数化サンプリング(ふつうスロットマシン(bandit)はアーム(arm)が一本しかないが、複数のアームのあるスロットマシンを多様な乱数生成系として比喩的にイメージする)〕。

今回のAPIでは、デベロッパが作ったバリエーション選択ロジックに基づいて、このMAB方式による実験を行える。結果の測値は、Google Analytics が出してくれる。

JavaScriptからContent Experimentsサービスを使うより、APIを直接使った方が良いと言えるのは、たとえば、ユーザをリダイレクトさせずにテスト対象の変更ができる。違うバリエーションをユーザに見せるために、よくリダイレクトが使われるが、それにはユーザ体験を損なう危険性がある。

また、テストをサーバサイドで行える。それはふつうのA/Bテストサービスにはない機能だが、Googleは、“サーバサイドで行うとリコメンデーションや検索のアルゴリズムの異なる実装のテストをやりやすい”、と言う。

さらにGoogleの主張では、小売店のキオスクのような、ノンWebの環境でもアプリケーションの異なるレイアウトやコンテンツや機能のテストをやりやすい。

A/Bテストツールは昨年あたりからホットな市場になってきて、たとえばOptimizelyは今年初めに2800万ドルを調達し、Amazonはモバイルアプリ用のテストサービスをローンチ、さらにTC Disrupt BattlefieldのファイナリストPathmappなど、数え切れないほど多くのスタートアップたちがデベロッパの関心を惹こうとねらっている。


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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))