Google Analyticsにボットネットやクローラーからのトラフィックを除外する新機能

今日(米国時間7/30)、Google Analyticsに小さいが重要なアップデートがあった。ボットネットや検索クローラーからのトラフィックを簡単に除外できる機能がついに付け加えられた。この種のトラフィックがGoogle Analyticsのデータを大きく狂わせることがたびたびあった。

残念ながら、ボットネットによって偽のトラフィックを作りだすことは世界的にビッグビジネスになっており、ある調査によれば全インターネットのトラフィックの3分の1を占めるという。GoogleはIAB(インタラクティブ広告協議会)が毎月発表しているInternational Spiders & Bots Listを利用して既知のボット、クローラーからのトラフィックを判定する。このリストの年間購読料は高額で、IABの会員は4000ドル、非会員の場合1万4000ドルもする。

ユーザーがこの新機能を有効にすると、 Google Analyticsはリストに掲載されているUAからのトラフィックを自動的にフィルターし始める。これまではこうした操作は主に手作業で実行され、正確さを大いに欠いていた。これからはAnalyticsの設定画面に行ってこの機能を有効にするだけでよい。

当然予期されることだが、サイトによってはトラフィックの数値が落ちるだろう。しかし新しい数値の方が実態をよりよく表している。それでもまだ偽のトラフィックが混じっている可能性はあるが、すくなくとも先月までに判明しているボットからのトラフィックは除外されている。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


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TechCrunch Japan

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