Google Appsの使い方を対話形式で教えるSynergyseをGoogleが買収、サービスの無償提供へ

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Googleが、Google Apps for Workの使い方教育を対話方式で提供するSynergyseを買収した。トロントの同社は、Googleの元社員たちが2013年に創業した。同社のサービスSynergyse Training for Google Appsを今後Googleは、Google Appsの顧客に無料で提供する。

買収の価額などは公表されていない。CrunchBaseによると、Synergyseはこれまで外部資金を導入していない。

Google Apps for Workの使い方なんて、本誌読者には簡単と思えるかもしれないが、実はこの種の教育訓練の需要はかなりある。Synergyseによると、これまで同社はおよそ3000の企業団体の400万あまりの人びとに、教育訓練を提供してきた。Google Appsの教育訓練サービスとしては、たぶん同社が最大だろう。

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Googleによると、この教育訓練プログラムを利用している企業は、Apps中のより幅広いプロダクトを採用している(他社に比べ35%多い)という。

Synergyseは、同社の大飛躍(incredible journey)についてこう言っている: “Google Appsのチームに参加することによって、われわれのミッションを加速できる。なぜなら、Google Appsを実際に作っているチームと密接に仕事ができるのだから。ミッションをより迅速に進められることはSynergyseのチームにとってすばらしいことであり、われわれの前進とともに顧客も直接、利益を得ることができる”。

SynergyseのサービスはこれまでもGoogleのCloud Platformを利用しているから、Googleのサービスとの統合も比較的容易だろう。

Googleによると、同社プロダクトへのSynergyseの統合は今年後半になる。既存の顧客はサービスを使い続けることができ、新規の顧客はChromeのエクステンションを無料でダウンロードできる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

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TechCrunch Japan

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