Google Cloudが今日(米国時間1/4)、プリエンプティブなGPUのローンチを発表した。GoogleのプリエンプティブVMやAWSのスポットインスタンスなどと同様に、これらのGPUも相当な低料金で利用でき、しかし preemptibleの名のとおり、Googleがそのリソースを必要とするときにはいつでもシャットダウンされる。ユーザーはそのとき、30秒の警告をもらうだけだ。またこのプリエンプティブGPUは、最大24時間しか利用できない。
使用できるGPUは、Google Cloudプラットホームが今提供しているNVIDIA K80とNVIDIA P100だ。料金は1GPUあたり、K80が1時間0.22ドル、P100が0.73ドルだ。それプラス、VMの料金もあるだろう。その場合の料金もプリエンプティブVMの料金になるが、こちらはGPUのワークロードが終わる(またはGPUシャットダウンの警告が出る)まではシャットダウンされない。
Googleによると、これらのプリエンプティブなGPUは、フォールトトレラントな機械学習など、バッチで処理される計算集約的なワークロードに適している。Googleのマネージドインスタンスグループ機能を併用すれば、ダウンしたあとでもプリエンプティブなインスタンスを自動的に再生成できる。
Googleは今日の発表のわずか数か月前に、通常のGPUを大幅値下げしている。
またGoogleのリリースノートによると、GPUは今ではGoogle Cloudのアメリカ中部リージョンでも利用できる。