今やGoogle Cloudのステージは、二人のDianeが演じている。同社は、この部門のCOOとしてDiane Bryantをスカウトした、と発表した。彼女は、2015年11月にGoogle CloudのSVPとして加わったDiane Greene〔今ではCEO〕と一緒になる。
Greeneは、彼女がチームに加わることを喜んでいるようだ。“彼女以上に適切な経験と才能のある人物は、思いつかない。彼女は、強力なビジネスフォーカスを持つエンジニアであり、テクノロジーの世界で30年に及ぶ傑出したキャリアを有している”、とその任命を発表する同社のブログ記事に書いている。
そのブログ記事は、Bryantの役割やGreeneとの上下関係には触れていない。[この記事が公開されたあとにGoogleが再度くれた情報によると、GreeneがBryantの上司になるようだ。]
United Technologiesの取締役でもあるBryantは、最近までIntelのData Center Groupを統轄していた。この部門は昨年、170億ドルという大きな売上をあげている。そのデータセンター技術の経験と、Intelの売上に大きく貢献した実績が、Googleが彼女を獲得した理由のひとつだろう。
Googleはそのクラウドビジネスを、まだ構築途上であり、IBMとMicrosoft、そしてマーケットリーダーAWSのずっと後方で、4位の座に甘んじている。エンタープライズからの信任を増すためにGreeneを加えて2年経つ今でも、Synergy Researchのデータによるとマーケットシェアは一(ひと)桁だ:
それでもGoogle Cloudは、2017年のQ3に75%という大きな成長を経験した。しかしAWSは依然として大きな差をキープしているし、Microsoftはさらに急速に成長しているから、マーケットシェアの数字はあまり変化しないのである:
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