読者の方々の中には、Google Glassを手に入れる機会を得て、そして1500ドルを用意して実際に入手したという人もいらっしゃることだろう。そういう人にとっての朗報が届いた。カメラの性能が大幅にアップしたのだ。
GoogleはGoogle Glass関連ソフトウェアを毎月アップデートしていくことを約束している。今回はその約束の一環として、写真関連で重要な2つのアップデートをリリースしたのだ。ひとつはHDRであり、そしてもうひとつがキャプション追加機能だ。
最近は、スマートフォンでもHDR(High Dynamic Range)写真に対応したものがある。何だかわからずに利用している人もいることだろう。多く実装されているHDRモードとは、露出値を瞬時に複数回撮影を行い、そして明るさのバランスが最適となるような写真を合成するものだ。
これにより撮影の際の状況に応じた写真が撮れるようになる。たとえば暗い部屋の中で写真を撮っているとしよう。するとGlassが自動的にそれを認識して露光量を上げてくれる。またアウトドアで太陽光を強く浴びながら撮影しているとしよう(レンズフレアの発生した写真を撮りたいというケースなのかもしれない)。その場合もGlassが調整を行なって、写真が真っ白になってしまうことを防いでくれる。
また、音声によりキャプションも付けられるようになった。こちらの方はさほど驚くようなものでもないが、しかし非常に重要な機能実装だと言える。これまではGoogle Glassで写真を共有する場合は、ただ単に写真のみを公開する程度のことしかできなかった。しかし今回のアップデートで、公開前に説明を加えることができるようになったのだ。写真をタップして、声によりキャプションを加える。単語が正しく認識されているのを確認して共有するという手順になる。
Google GlassのHDR機能がどの程度のものか、気になる人も多いと思う。適用しないものと、適用したものの比較写真を以下に掲載しておこう。
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(翻訳:Maeda, H)