たいていの電子書籍リーダーは、本を先頭から最後に向かって読むことを前提に設計されている。小説などは一般に、「読み通す」ことを前提として書かれているのでそれでも良いわけだ。
しかし小説以外の場合はどうなのだろう。たとえば研究レポートや教科書、あるいは料理ガイドのような場合には不便に感じることも多いのではなかろうか。そうした本では、たいてい何度もページ間を行き来するのが普通だろう。読み通すというよりも、前を見て後ろを見て、そしてまた戻るというような使い方をするのが一般的なスタイルだろうと思われる。
そうした使い方を考えて、Google Playブックスには、新しいモードが追加された(訳注:訳者の日本語版についてはまだ確認できていません)。
これは確かにさまざまな可能性をもつ進化だと思われる。機会を見て関連の話題をお伝えしていきたい。取り敢えずはPlayブックスのWhat’s Newを記しておこう。
- 「スキム」(Skim)モードにすることで、フリップにより無限スクロール風にページ間を移動することができます。
- 「Quick Bookmarks」にてブックマーク間の移動がより簡単に行えるようになります。200ページも離れたところにある注釈などを頻繁に参照する際に便利でしょう。
- 書き加えたメモやハイライトしたところを一度に確認し、そこから該当のページにジャンプすることができます。教科書などを読むときにとても便利な機能となります。
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(翻訳:Maeda, H)