GTAやBioShockのゲーム販売を手掛けるTake-TwoがパズルゲームTwo Dotsなど開発するPlaydotsを買収

モバイルゲームのDots、Two Dots、Dots & Coを開発しているPlaydotsが、ゲーム販売企業のTake-Two Interactiveによる買収に合意した。

Take-Two Interactive Softwareは現金9000万ドル(約95億4000万円)と株式1億200万ドル(約108億1200万円)の計1億9200万ドル(約203億5200万円)でPlaydotsを買収する。

Playdotsは2014年にPaul Murphy(ポール・マーフィー)氏とPatrick Moberg(パトリック・モバーグ)氏がスタートアップスタジオのbetaworksからスピンアウトし(未訳記事)、Tencent(テンセント)とGreycroft(グレイクロフト)の主導により1000万ドル(約10億6000万円)を調達して設立された。現在のCEOは、King.comのエグゼクティブを経て2018年にPlaydotsに加わったNir Efrat(ニール・エフラット)氏だ。

Take-Twoは、BioShock(バイオショック)やNBA 2Kといった人気ゲームの販売、そして傘下のRockstar Gamesレーベルが出しているGTA(グランド・セフト・オート)やRED DEAD REDEMPTION(レッド・デッド・リデンプション)で知られる。Take-Twoは買収の発表(Yahoo! Finance記事)の中で、エフラット氏が引き続き70人が所属するPlaydotsを率いると説明している。

Dotsシリーズのゲームはこれまでに1億回以上ダウンロードされ、そのうち8000万回以上は最も人気のあるTwo Dotsのようだ。

Take-Twoのエグゼクティブバイスプレジデントで戦略および独立系パブリッシング担当責任者のMichael Worosz(マイケル・ウォロッズ)氏は、発表の中で次のように述べている。

我々がPlaydotsを買収することにより、特にカジュアルな無料ゲームの分野において、Take-Twoのモバイルゲームは多様化し強化される。Two Dotsのプレイヤーは増え続けている。またニールのリーダーシップのもとで、 アイテム集めやソーシャルリーダーボード、LiveOpsのテクノロジーを取り入れてゲームを拡張し、長期にわたる有意義な消費者のエンゲージメントを促進している。我々はニールとPlaydotsのチーム全員をTake-Twoファミリーに迎えることをたいへん嬉しく思い、Playdotsの今後の製品開発と我々のビジネスへの長期的な貢献の将来性に大きな期待を寄せている。

画像クレジット:dotsandco

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(翻訳:Kaori Koyama)

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TechCrunch Japan

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