国内ゲーム会社のVR(バーチャルリアリティ)領域への進出が積極的だ。
2014年に初めてVR対応ゲームをリリースしたコロプラは、VRの中でも非ゲーム領域、360度動画に特化事業を展開する「360Channel」を11月2日に設立。また9月に開催された「東京ゲームショウ」でもVRコンテンツを出展していたグリーは11月6日、新スタジオ「GREE VR Studio」を設立したことを発表した。すでにiOSおよびAndroid向けに第1弾タイトル「シドニーとあやつり王の墓」を発表している。
そんなVRの領域への進出にgumiも名乗りを上げた。同社は11月16日、子会社「Tokyo VR Startups」を設立すると発表した。設立は12月1日。資本金は1750万円、代表取締役にはgumi代表の国光宏尚氏が就任する。同社ではVR領域のスタートアップに対し、資金提供やワーキングスペースの貸与、バックオフィスサポート等で支援を行う。VR特化のインキュベーションというのは国内では僕が知る限りこれが初。米国では、Rothenberg VenturesがVR特化のインキュベーションプログラム「River」を展開している。
なお、11月17-18日開催のTechCrunch Tokyo 2015には、国光氏も登壇する予定。セッションではTokyo VR Startupsの詳細についても同氏に直接尋ねる予定だ。