Hulu、名称から”Plus” を正式に削除。サービス内容は変更なし

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今春のNewFrontsで約束していた通り、Huluは同社ストリーミングサービスのブランド名から “Plus” を正式に削除した。消費者の混乱を防ぐことが目的だ。この変更はHulu顧客に対して今日からメールで告知される。Huluサービス自体に一切変更はない ― 無料プランおよび有料の定期購読プランがありいずれも広告を含む。しかし、名前 “Hulu” だけとなった。

Huluユーザー受け取ったメールによると、名前の変更は「引退」と説明されている。

弊社は旧友 Plus と共に大成功を収めてまいりましたが、次へと進む時期が来ました。Hulu Plusの名前を引退させることをここにお知らせいたします。これから私たちの名前は、Hulu だけになります。”Plus” はありません。

同社は発表によってこの名称変更を公式としているが、再ブランドの過程自体はゆっくりとしたものになりそうだ。例えば、現在Google Playストアには、Hulu および Hulu Plusという2種類のアプリがある。そしてiOSアプリはアップデートされず未だ “Hulu Plus” のままだ。Huluの全アプリにわたるブランド変更には時間がかかりそうであり、プラットフォームによっても異なるだろう。

現在同社のアプリは、iOS、Android、Roku、PS3とPS4、Xbox One、Chromecast、Apple TV、Nexus Player、Windows 8、Windows Phone 8、Kindle Fire、3DS、PS Vita、Nook、Wii他で動作している。つまり ― 名称変更に関わるアップデートは山ほど必要だ。

“Hulu” のみに移行する決定は、消費者調査およびHulu側によるデータ分昔に基づくもので、同社はHuluの名前そのものは高いブランド認知を得ているが、付加された “Plus” ラベルが消費者の混乱を生んでいることを認識した。社内的には「マーケティングの変更」のみであり、アプリにもサービスにも影響はなく、移行後のロゴにも変更はない。

この変更は、同社のストリーミングサービスが900万人近い有料ユーザーを持ち、NetflixやAmazon Prime Instant Videoといったライバルとの競争力を高めようとする時期に行われた。Huluのサービス自身はこの数ヵ月間で大きく伸びている ― 有料購読者数が前年より50%増えたと、CEO Mike Hopkinsが4月に言っていた。ビデオストリーミングの数も今年に入ってからわずか90日間に77%増加した。

「2015年はHuluが飛躍する年」とHopkinsは当時語っていた。

以前、Huluは名称変更を顧客に広く宣伝する予定はないと言われていたが、どうやらある程度のコミュニケーションは必要だと判断したようだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook