HuluのLive TVが遅まきながらPlayStation 4にやってきた

HuluのLive TVサービスは、ライブとHulu Originalsのようなオンデマンドの番組を両方観ることができる。それがついに、米国のPlayStation 4にやってきた。サービスの開始から3年近くも経っている。Live TVはすでにメジャーなプラットホームのほとんどすべて、Apple TV(第4世代)、Amazon Fire TV、Echo Show、Rokuのデバイス、Xbox 360とXbox One、Nintendo Switch、iOS、Android、Windows 10、Web、Chromecast、一部のテレビ(LG、Vizio、Samsung)などに対応しているから、Huluは大きな穴を塞いだことになる。

Huluは、こんなに遅くなった理由を説明していないが、しかしPS4で見られないライブのTVストリーミングはHuluだけではない。DishのSling TVもPS4のサポートがないし、AT&TのTV NOWにもない。一方Huluの上位ライバルYouTube TVは、Sonyのゲーム機にもストリーミングする気のようだ。

テレビのストリーミングが観られる主なプラットフォームはゲーム機以外にもあるため、ゲーム機は重視されない傾向がある。eMarketerによると、例えば米国ではメディアプレーヤーとしてはライバルのAppleやAmazonよりも先にRokuがサポートした。それに忘れてならないのは、Sony自身のPlayStation Vueも、Live TVサービスではPlayStationの大きなユーザーベースに加われなかったことだ。PlayStation Vueは2020年1月に閉鎖されてしまった

Huluによると、すでにHuluの標準サービスをHuluアプリでストリーミングしているPS4のオーナーは、Hulu.comでアカウントの設定をしてHulu + Live TVに切り替えれば観られるようになる。すでにHulu + Live TVに加入しているユーザーは、PlayStation 4上でHuluアプリを起ち上げればLive TVのチャンネルを楽しむことができる。

Live TVが提供するチャンネルはESPN、FOX、NBC、ABCなどだ。

Disneyが21st Century Foxを買収し、次いでNBCUとの取引により、Huluの過半数オーナーはDisneyになり、Huluは同社が完全にコントロールする企業になった。Disneyの支配下になって以降、Huluは組織改革によりCEOのRandy Freer(ランディー・フリアー)氏が去り、そHuluのマーケティング最高責任者だったKelly Campbell(ケリー・キャンベル)氏が社長に昇格した。米国時間3月3日にHuluはそのサービスの上に新たなFXハブを展開し、40あまりの番組やオリジナル作品の提供を開始した。FXは21st Century Foxの買収で、HuluのFox保有株とともにDisneyの資産になった。

Disneyによる12月の発表によると、HuluのLive TVの加入者は320万人に成長し、Huluの総加入者は3040万人だという。PS4でも見られるDisneyのストリーミングサービスDisney+は、それよりやや少ない2650万人の加入者がいる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

ディズニーは2021年にはHuluの世界的サービスを目指す

Huluは、おそらく来年には、いよいよ米国外にもサービスを拡張する。このちょっとしたニュースは、ディズニーの会長兼CEOであるBob Iger(ボブ・アイガー)氏が、今週の投資家に対する決算報告で確認したこと。21世紀フォックスの買収と、それに伴うNBCUとの取引の結果、ディズニーは完全にHuluの運営を掌握した。それにより、Huluの運営と国際的な事業計画を合理化する手段を得たことになる。手始めに、今週からHuluの組織改編に着手し、HuluのCEOであるRandy Freer(ランディ・フリーア)氏も退任することになった。

画像クレジット:Hulu

ディズニーでは、Huluを消費者向けの直販事業にうまく統合したいと考えているという。それは、国際的な展開を実現するための第一歩となるはずだ。

同社は現在、フォックスとの取引で取得した資産を活用して、Huluのオリジナルコンテンツのラインアップを充実させようとしている。さっそく来月からは、Huluはまったく新しいFXオリジナル番組の独占的なストリーミングサービスとなる。さらにHuluは、現在のFXショーのシーズン中のストリーミングと、ほとんどの現在、およびライブラリシリーズの過去のシーズンの番組を購読者に提供する。

拡充されたオリジナルのコンテンツライブラリは、Huluの番組ラインアップが米国内ほど充実していない市場で購読者を引き付けるのに役立つはず。そこにはFXだけでなく、ディズニーの他のスタジオで作られたDisney+用の「家族向け」という条件には適合しないような作品、例えばマーベルのR指定の映画なども含まれる。

ディズニーは、Huluの国際的な展開について、正確な時期を明らかにしなかった。アイガー氏は、立ち上げから活況を呈しているDisney+のグローバルな導入が最優先事項であると述べている。同社は、11月中旬に導入されたばかりのDisney+が、すでに2650万人の有料会員を獲得するまでに成長したことを発表した。それに対してHuluの会員数の合計は3040万人だが、それは約12年間の成果だ。

しかし現状では、HuluはDisney+に対する需要から利益を受けている。Hulu、Disney+、さらにESPN+をセットにして、1か月あたり12.99ドル(約1400円)で提供するサービスによるものだ。ディズニーによれば、解約率を下げるのにも役立っているという。

アイガー氏よると、Disney+はこの3月には西ヨーロッパで、さらに3月29日にはインドで、サービスを開始する予定だ。また2021年には、ラテンアメリカを含む世界各国でも利用可能となる。

「私たちは、それらの立ち上げに集中する必要があると感じています。マーケティングと作品の製作にも注力し、Disney+のすぐ後で、あるいは、それほど間を開けずにHuluも提供するのです」とアイガー氏は言う。「というわけで、Huluを提供するのは確かですが、いつからという具体的な計画は、まだありません。おそらく、国際的な展開は2021年になるでしょう。いずれにしてもDisney+の後ですね」と付け加えた。

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

米国でHuluがまたダウン

先月の大規模なダウンから1カ月も経たないうちに、Huluが再びダウンした。Twitter(ツイッター)では、Huluのストリーミングに関する問題が報告されている。ダウンは数時間続いたようだ。米国版の記事公開時点では、Huluは何が起きているのかを明確に把握していないようだ。

このダウンは、HuluがLive TVの月額料金を44.99ドル(約4900円)から54.99ドル(約6000円)に引き上げた翌日に発生しており、米国時間12月19日の太平洋時間午後3時30分(日本時間12月20日8時30分)に、Huluはこの問題が解決したと述べている。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

環境活動家グレタ・トゥンベリ氏のドキュメンタリーをHuluが配信へ

スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリ(Greta Thunberg)氏のドキュメンタリーがHulu(フールー)にやってくる。Deadlineが12月16日、報じた。現時点では「グレタ(Greta)」と題されているこの作品は、2020年中にも配信が開始される予定だという。

Deadlineによると、このドキュメンタリーをプロデュースするのはB-Reel FilmsのCecilia Nessen氏とFredrik Heinig氏ら。監督はNathan Grossmanが務める。作品に関わるチームは、トゥンベリ氏がストックホルムの学校でストライキを始めたころから、同氏を追いかけてきた。Huluは撮影の初期の段階から交渉を進めてきたようだ。

トゥンベリ氏は今年、タイム誌が1927年に選出を始めて以来、最年少の「今年の人」となった。同氏は15日に閉幕した第25回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP25)では、「政治家やCEOは、対策をとっているフリをしながら、ほぼ何もしていない。巧みな会計やクリエイティブなPRを除いては」と発言していた。

Huluが「広告なし」で視聴できる新広告フォーマットを導入

Huluは12月12日、「ビンジウォッチャー」向けの新たな広告の仕組みを導入した。ビンジウォッチャーとは、お気に入りの番組のいくつかのエピソードを続けざまに観る人、イッキ見視聴者のことだ。今回導入する「ビンジウォッチャー広告」は、視聴者がビンジウォッチを始めるタイミングを機械学習技術で予測し、イッキ見が行われていることを認識して関連広告を流す。これは、視聴者が3つ目のエピソードを観ようとする盛り上がっているタイミングで行われ、次のエピソードが広告なしで視聴できること、もしくはブランドパートナーから視聴者個人に提供されたものだと表示される。

ビンジウォッチ広告のコンセプトは、5月に開催されたHuluの年次プレゼンNewFrontsで発表されていた。NewFrontsでは広告主に新しい番組や機能、広告フォーマットを紹介する。Huluは、あまり目立たない方法でストリーミング視聴者に提供する新しい広告フォーマットを定期的に実験している。例えば、視聴者が一時停止ボタンを押したときにだけ現れる「一時停止広告」(Pause Ads)はすでに提供されている。

「お気に入り番組のイッキ見はかなり一般的なものになっているため、ビンジウォッチャーをターゲットにするのは理にかなっている」とHuluは話す。現在では米国の消費者の75%がイッキ見する。特にHuluでは広告入り番組の視聴時間の50%近くがイッキ見によるものだ。Huluは、3エピソード以上を続けざまに視聴することを「ビンジ」と定義している。

今回の新しい広告フォーマットでは、Huluの立ち上げ専門エージェンシーパートナーであるPublicis Media経由で、Kellogg’s、Maker’s Mark、そしてGeorgia-Pacificが最初の広告主となる。

Kellogg’sはビンジウォッチ広告でスナック菓子のCheez-It Snap’dを、Georgia-PacificはペーパータオルのSparkleを宣伝する。もちろんMaker’s Markはバーボンだ。

「マラソンスタイルの視聴中に消費者にアピールしたり報いたりする方法となることから、新フォーマットに興味を持った」と広告主である3企業は話す。また、現代の消費者によるテレビの楽しみ方にもフィットするというのも理由だ。Netflixのような広告がない購読制ビデオサービスの盛り上がりを受けて、ユーザーは視聴を邪魔する広告に対して許容的ではなくなりつつある。実際、視聴中に繰り返し広告を流すブランドに嫌気さえ感じている。

それにひきかえ新フォーマットでは、広告なしでエピソードを視聴できるようにし、ブランドがそのスポンサーになる仕組みになっているので、ブランドに対するポジティブな印象を視聴者に与えることができる。

現代のテレビの見方に合う新たな広告フォーマットの開発にフォーカスすることで、Huluはライバルを出し抜くことができるかもしれない。動画ストリーミングサービスでは数多くの形態があるが、広告が入るプロダクトはその1つで、Roku Channel、AmazonのIMDb TV、Sinclair’s Stirr、ViacomのPluto TVTubi、YouTube、VuduのMovies on Us (Walmart)、Plexなどたくさんの無料サービスとの競争にさらされている。

画像クレジット:Lars Niki / Getty Images

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(翻訳:Mizoguchi)

米国でHuluがダウン、被害は大規模な模様

Huluが現在ダウンしている。ダウンの理由は我々にもHuluにも不明だ。米国東海岸では、現地時間11月24日の日曜日の朝に一連のダウンに関するツイートが発信されたが、どうやらこれは世界的なダウンのようだ。HuluのTwitterサポートはどちらも知らなかったようで、不満を感じているユーザーに対して調査の実施を伝えている。

素晴らしい(もちろん、皮肉だ)。

サイバーセキュリティに関する私の経験によれば、誰かがケーブルにつまずいたり、誤って本番用のコードを間違って導入した以外の可能性は、極めて低い。Huluが復帰するタイミングはわからないが、時間はかからないだろう。TechCrunchはHuluにコメントを求めているが、まだ回答は得られていない。今後の発表が注目される。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

Hulu、ライブTV価格を月額55ドルに変更 10ドル引き上げ

Hulu(フールー)はHulu + Live TVの加入者にメールを送り、基本的なライブTVプランの料金を月額44.99ドル(約4900円)から月額54.99ドル(約6000円)に値上げすると発表した。これはHulu + Live TVの今年2回目の値上げで、1月には5ドル、そして12月18日には2回目の値上げが実施される。

メールの中で、Huluはこの値上げを「顧客に最高のライブおよびオンデマンドテレビ体験を提供し続けるため」だと説明している。しかし価格の上昇につれ、テレビ番組バンドルの通常のケーブルテレビに対する価格優位性は縮小し始めている。

同ストリーミングサービスは2018年初めにライブTVサービスを開始し、1年かからずに加入者数が100万人を突破したという。Huluの所有権も変化しており、Disney(ディズニー)がFox(フォックス)を買収して過半数株主となり、今年にHuluの経営権をすべて掌握した。HuluはDisneyの幅広いストリーミング戦略の一環で、同社は今週に独自のDisney+サービスを開始し、Disney+、ESPN+、Hulu(ライブTVなし)のバンドルを12.99ドル(約1400円)で提供している。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

Huluが4KコンテンツをXbox OneやAmazon Fire TVなどにも提供へ

Huluは今夏、4Kコンテンツの提供を再開した。しかし2018年には、ほかのことを優先して4Kを引っ込めてしまった。そのときの4KコンテンツはApple TV 4KとChromecast Ultraだけでしか見られなかった。しかし米国時間10月14日からはXboxOneがサポートされ、Amazon Fire TVとLG WebOSにもまもなく対応する。同社によると、サポート対象デバイスは近日中にもっと増えるそうだ。

Huluが初めて4Kコンテンツを提供したのは2016年の12月だったが、その2年前にはNetflixAmazon Prime Video4K配信を始めている。Huluは4Kにあまり熱心でなかったと言えるが、内容もジェームズ・ボンドの映画とHuluのオリジナルが少々あるだけで寂しかった。そして、その後止めてしまった。

今回のHuluの4Kはオリジナル優先で、「The First」「Castle Rock」「Catch-22」などがある。同社のFAQによると、オリジナルの多くは4K Ultra HDで提供され、16Mbpsでストリーミングされる。

対照的に、オリジナルに積極的に投資しているNetflixには大きなライブラリがあり、それらは4Kで撮られることがここ数年は多くなっている。Amazon Prime Videoにも同社のオリジナルが4Kであり、ほかにライセンスされている映画が50本ぐらいある。

ただし、Netfliで4Kを観るには月額15.99ドルのプレミアムプランに入会する必要がある。一方.Huluの4Kはアカウントのアップグレードが要らない。

4Kコンテンツを見る方法はほかにもたくさんあり、iTunesやGoogle Play Movies&TVが代表的だが、後者は4Kの有料提供を2016年に始めている。Rokuのメニューにも4Kの欄がある。Apple TV+のオリジナルも11月のローンチ以降、4K HDRとDolby Atmosで見られる。Disney+は、追加料金なしの4Kを約束している。また、Vudu、YouTube、FandangoNow、fuboTV、などにも4Kコンテンツがある。

でも4Kがないことは消費者にとって重要な欠点ではないから、Huluの業績は伸びている。米国の定期サービス加入者の数は2018年から12%も増えて、今年4月には2800万人に達した。今後、Disneyのメニューに含まれたら、成長がさらに加速するだろう。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

Huluがようやくダウンロードに対応、ただし広告なしプランユーザーが対象

Huluがようやく同社のストリーミングサービスにダウンロード機能を搭載する。NetflixAmazon Prime Videoは同様のサービスを数年前に導入している。Huluは、広告が入るダウンロード手法を開発し、オフライン視聴をすぐにサポートすると1年以上前に約束していた。しかし今日発表されたダウンロード機能の提供は「広告なしプラン」を利用しているiOSユーザーに限定されるとのことだ。

Huluにコメントを求めた際、この機能が「広告あり」バージョンでいつになったら使えるようになるのか、あるいは棚上げされるのか、明確なタイムラインは示さなかった。インターフェースのアップデートやライブのガイド改良などを含むモバイルアップデートに今夏は注力した、と述べるにとどまった。

オフライン視聴機能立ち上げにあたっては、The Handmaid’s TaleShrill and The Act、そしてFamily GuyDesperate HousewivesThis is UsHow I Met Your MotherERといったシリーズものなどのHuluオリジナルを含む、何千ものテレビ番組や映画が提供される。実際のところ、Huluのコンテンツ契約ではすでにダウンロードが認められているので、Huluで利用できるコンテンツのほとんどがオフライン視聴の対象となる。

ただし、いくつかのテレビ番組コンテンツでは過去のものだけがダウンロード対象となる。

コンテンツにアクセスできるよう、Huluはスクリーン下に新しくダウンロードタブを設ける。または、「ダウンロードできるものをみる」をクリックすることでダウンロードする番組や映画をブラウズできる、とHuluは説明している。

ユーザーはまた、特定のコンテンツのタイトルを入力してオフライン視聴が可能かどうか検索できる。もしオフライン視聴できるなら、タイトルの詳細ページにダウンロードアイコンが表示される。

ユーザーは5つのデバイスで計25のコンテンツをダウンロードでき、ダウンロードコンテンツの視聴期間は最長30日だ。そして一旦再生を開始したら2日間のみ有効となる。もしそれまでに見終わらなかったら、オンライン状態で期限切れとなったコンテンツを更新する必要がある。

この機能は当面iOSユーザー向けで、Android向けは間もなくとのことだ。

オフライン視聴のサポートがかなり遅かったことを、Huluは認識している。

現代の消費者は、飛行機や地下鉄で移動しているときでも、コンテンツがダウンロードでき、広告なしで、そしてインターネット接続なしでテレビ番組や映画がみられることを期待している。

Amazon Prime Videoでは2015年にダウンロード機能が導入され、その翌年Netflix続いた。ストリーミングマーケットにおいて中小のサービスすらもダウンロード機能を展開していて、CBS All Accessは昨年Showtimeは一昨年導入している。

Huluは最近までこのダウンロード機能についてほとんど触れもしなかった。2018年のアップフロント(番組紹介)で、HuluCEORandy Freer氏は広告者に対し、ダウンロード機能が“20182019年アップフロントシーズン(20198月までの期間)中に使えるようになる見込み、と話した。Freer氏は、このダウンロード機能でユーザーは広告付きで番組をダウンロードできるようになる、とした。

以来、その機能がなぜまだ利用できないかについては語られることはなかった。

一部の人が指摘した、考えられる理由は昨年あったHulu経営陣の大幅な刷新だ。この刷新では、コンテンツ担当役員やエクスピアリアンス担当SVPなど何人かのエグゼクティブが社を去った。だがこの組織改編にはテクニカルチームは含まれず、大きな影響はなかった。Hulu消費者向けモバイルアプリの刷新バージョンを夏にリリースした。これは新たにダウンロード機能を加えるよりも優先すべきとHuluが判断した結果だ。

そして、Huluは広告付きのダウンロードでテクニカル的に問題を抱えているのかもしれない。そうした広告がうまく作動するようにするには当初想定したよりも時間がかかるのだろう。そして、オンデマンドダウンロードが利用できる限り、そのようなプロダクトが必要かどうか、再考さえしているというのもありえる。

ダウンロード機能は今日からiOSで利用できるが、使えるようにするにはアプリをアップデートする必要がある。そしてもし、まだ11.99ドルする広告なしサービスを利用していなければ、こちらに切り替えなければならない。

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(翻訳:Mizoguchi)

HuluとAmazon PrimeがNetflixの牙城に挑む

Netflixは、eMarketerの最新レポートによると今もサブスクリプション型ストリーミングサービスのナンバー1だが、Amazon Prime、Huluなどのライバルもシェアに食い込み始めている。

同社のアナリストは、今年中に1億8250万人の米国消費者がストリーミングビデオサービスを定期購読すると予測している。これは人口の53.3%に相当する。Netflixは2019年に1億5880万人の視聴者を得てトップの座を守りなお成長を続けているが、定期購入者の総数が増加する中で市場シェアは減少するだろうとレポートに書かれている。

Netflixは、Q2の米国ユーザー数が10年近くぶりに 減少した発表したが、その後も順調な成長(前年比7.6%)を続けるだろうとeMarketerは言っている。これは「Orange Is the New Black」や「Stranger Things」などの人気番組の新シリーズ、アカデミー賞受賞監督マーティン・スコセッシ監督の新作「The Irishman」などが後押ししているのだろう。

しかしもはやNetflixはストリーミングビデオで唯一の選択肢ではない。2014年に90%だった市場シェアは、2019年に87%に減少する見込みだ。

1 1市場シェアの減少は、HuluやPrime Videoといったライバルの進出が理由だ。

例えば、Huluは今年米国内視聴者数が7580万人(シェア41.5%)に達した。視聴者数は2019年に17.5%増加したが、2018年の49.6%という成長率には及ばなかった。

AmazonのPrime Videoは、今も米国第2位のストリーミングビデオサービスであり、2019年の視聴者数は9650万人(シェア52.9%)、前年比8.8%増だった。

eMarketerは、Prime Videoの利用者が2021年に米国人口の3分の1に達すると予測している。

2Netflixの市場シェア独占は、新たな脅威にも直面している。中でも DisneyとHulu、ESPNのセットは、Netflixの米国標準価格と同じ料金で提供されている。

「Netflixはここ数年強力なライバルと視聴者を奪いあっており、ストリーミングビデオプラットフォームだけでなく、有料テレビやビデオゲームからの挑戦もある」とeMarketerの予測アナリスト Eric Haggstrom(エリック・ハグストローム)氏は「真の『Netflixキラー』は存在しないが、Disneyの『Disney+、Hulu、ESPN+』のセットはそれに近いところまで来ている。現在のNetflixの答えは、同サービスを市場リーダーに押し上げた戦略を続けること。すなわちライセンス、オリジナルのコンテンツに他社よりも多くつぎ込み、競争力のある価格を消費者に提供することだ」と語る。

新たなライバルはDisneyだけでもない。

Apple TV+は今年中のサービス開始を見込んでおり、コンテンツに60億ドル費やすと言われている。当初報じられた10億ドルをはるかに上回る金額だ。月額使用料も9.99ドルという競争力ある価格帯になるらしい。

NBC UniversalとAT&T Warner Mediaも市場参入を目指している。後者はHBO Maxと組む。また、CBSとViacomの合併に続き、新会社は自社プラットフォームであるCBS All Accessと広告支援型サービスのPluto TV に新たに獲得したコンテンツを加えて強化しようとしている。

「ストリーミングビデオの市場は、ハイエンドのオリジナルコンテンツと従来の有料TVに比べて安い月額使用料によって爆発的に広がった」とハグストローム氏は指摘する。「新しい番組や映画に対する視聴者の強い欲求が、NetflixやHulu、Amazon Prime Videoなどの視聴者を拡大し、市場全体を広げた」。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Disney+ではHuluとESPN+のセットを月額1400円程度で楽しめる

ディズニーが11月に始めるストリーミングサービスのDisney+は、ESPN+と広告付きHuluとのセットで月額12.99ドル(約1380円)で楽しめる。

Disney+、ディズニー傘下のESPN、21世紀フォックスの買収から支配権を獲得したHulu、このディズニーフルセットで、Netflixの米国の標準プランと同額になる。また、3つのサブスクリプションをそれぞれ契約するよりも5ドル(約530円)安い。

米国時間8月6日、3四半期のディズニーの収支報告の際にCEOのBob Iger(ボブ・アイガー)氏がこの価格を発表したと、Axiosなどが報じた。

2019年4月にディズニーは、Disney+の単独のサブスクリプションは月額6.99ドル(約740円)で、11月12日にサービスを開始すると発表していた。その時点で経営陣はESPN+とHuluのバンドルを提供する「見込み」と述べたが、具体的なプランや価格には言及していなかった。

Disney+のサービス開始時には、スター・ウォーズ三部作の最初の2つ、最新のマーベル映画、「The Simpsons」、古いディズニー映画のシグネチャーコレクションなど、ディズニーと21世紀フォックスのコンテンツが大量に揃う予定だ。他社の契約がクリアになればさらに多くのコンテンツが公開される。

ディズニーは、マーベル作品スター・ウォーズのスピンオフ「The Mandalorianなど、Disney+のためのオリジナル番組も制作している。

画像:Getty Images

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(翻訳:Kaori Koyama)

Huluがブランクを経て4Kコンテンツを再び提供

Huluが再び4Kコンテンツの提供を始めた。最初にThe Streamableが報じ、Huluの広報がTechCrunchに事実であることを認めた。Huluの4Kサポートは出遅れていて、最終的に2016年12月に開始した。これはNetflixやAmazon Prime Videoに数年遅れをとっていた。そして昨年Huluはサービスから4Kコンテンツを除外した、とThe Streamableは報じた。

4Kコンテンツが最初にHuluに登場したとき、そこにはジェームス・ボンド映画20本と、11.22.63やThe Path、ChanceといったいくつかのHuluオリジナルが含まれていた。当時、4KコンテンツはXbox One SやPlayStation 4 Proといったゲームコンソール上でストリーミングされていた。

今回のHuluの4KプログラミングはApple TV 4KとChromecast Ultraでサポートされている。しかし、これまで同様に4Kコンテンツのラインナップはかなり限定されている。

4Kテレビを所有するHulu利用者はThe Handmaid’s Tale、Catch-22、The FirstそしてCastle Rockのようなシリーズを含むHuluオリジナルをさらに高精細なフォーマットで視聴できる。

それでも4Kサポートという点ではHuluはライバルに遅れをとっている。Netflixは現在、オリジナル番組やライセンス取得コンテンツを含む600タイトル近くを4Kで提供している。一方、Amazon Prime Videoは50本の映画、そしてオリジナル番組を4Kで流している、とThe Streamableは報じている。

ストリーミングサービスに加え、デジタルサービスとして4Kで映画や番組を視聴する方法はほかにもたくさんある。iTunesやGoogle Play Movies & TVなどだ。後者は2016年に購入向けに4Kコンテンツの提供を開始した。加えてRokuはメーンナビゲーションの中に4Kコンテンツ専用のセクションを設けている。

The Streamableの報道ではまた、Huluの4K UHDは16 Mbpsで、HDR10やDolby VisionではなくSDRのサポートにとどまっている、とされている。

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(翻訳:Mizoguchi)

ディズニーがAT&TからHulu株を買い取り、70%所有を目指す

ディズニーはAT&Tが保有するHuluの株式の10%を買い取る交渉をしていると、米国時間2月18日にVarietyが報じた。

AT&Tがワーナーメディアを買収したことによりAT&TはHuluの少数株式となっていた。このニュースは予期されたものであり、AT&Tはすでに株式売却の意向があることを発表していた。ディズニーはHuluの持ち分を拡張しようとしており、21世紀フォックスから株式を買い取る取り決めをしている。ディズニーの持ち分は現在30%だが、契約が実行されればフォックスの持ち分30%がディズニーに移転する。

つまりFoxの株式買取後はHuluの60%をディズニーが所有することになる。AT&Tの持ち分の買い取りに成功すればディズニーの所有権は70%という圧倒的な割合になる。

Varietyによれば、Huluの他の大株主、Comcast/NBCUには現在Hulu株式を手放す考えはないという。

2018年9月にAT&Tはストリーミング・サービスの計画を説明する投資家資料でHulu株式の売却に触れていた。これは独自のストリーミング・サービスの構築に不可欠ではない資産を売却し、債務の圧縮と資金調達を図る計画の一環だった。この場合、Huluの持ち分は9億3000万ドルの価値だとされた。

AT&TはHuluの運営には強い関心を抱いていない。AT&TはDirecTV Nowのようなライブ放映を含むインターネットをベースにした独自のストリーミングサービスを構築しようとしている。傘下のワーナーメディアはHBO NOW、Boomerang、DC Universeなどの資産を保有しており、 軽さを特徴とするWatchTVなどと合わせて自社ブランドの新しいストリーミングサービスを年内にスタートさせる計画だ。

一方、ディズニーはNetflixのライバル、Disney+を立ち上げようとしてるが、こちらが伝統的にディズニーらしい家族向けのコンテンツを中心とするのに対し、Huluはもっと大人向けの作品のプラットフォームにする考えだ。

現在、Huluには2500万人の契約者がいるが、まだ世界展開が遅れていることもあり、Netflixに比べればはるかに少ない。またオリジナル・プログラムについてもNetflixほどの巨額投資をするまでになっていない。ディズニーが持ち分を増加させれば状況は大きく変わるかもしれない。そうなればHuluはNetflix、AT&T/ワーナーメディア、そして参入計画が報じられているアップルなどのサービスに対抗できる大型サービスに成長する可能性がある。

画像:Dan Goodman / AP

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

ディズニー、Huluが原因で昨会計年度の損失は5.8億ドル

ストリーミングメディア・ビジネスは厳しい。Huluの株式を30%保有するDisneyは、前会計年度に5.8億ドルの損失を記録していたことがSEC提出文書からわかった。

提出文書によるとこれは「主として当社のHuluへの投資による多額の損失によるものであり、前年度に買収したBAMTechによる損失の減少によって一部相殺された」

BAMTechはESPN+などのサービスを支えるストリーミング技術だ。昨会計年度全体でDisneyの損失のうち10億ドル以上がストリーミングによるものだった。

一方、Disneyは自社のストリーミングサービスDisney+を2019年に公開予定だ。DisneyはHuluへの投資を増額することも計画中で、オリジナルコンテンツと海外展開に力をいれる。

Disneyは21st Century Fox買収の一環として、さらにHuluの30%を取得する見込みだ。もしHuluのビジネスが今会計年度と変わらなければ、Disneyの損失は増えるばかりだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Huluの契約者、年末までに2300万人超に

HuluのCEO、Randy FreerがBusiness InsiderのカンファレンスIgnitionで今朝語ったところによると、Huluの契約者数は年末までに2300万人を超える。Freerは具体的な数字は出さなかったが、契約者は2018年前半よりも、後半にさらに増えるだろう、と述べた。我々が把握している数字に基づけば、Huluの契約者数は2019年初めには2300万人強〜2400万人のレンジに入るとみられる。

Huluは今年1月のCESで、契約者数が1700万人に達した、と発表していた。そしてNewFrontsプレゼンテーションではその数字を2000万人にアップデートした。Huluがもし今年後半に順調に契約者を増やしたら、少なくとも2300万人は上回る。

「この数字は本当にすごい」とFreerは語った。そして「しかし拡大できるという視点でいけば、我々は3000万、4000万、5000万に到達しなければならない」と付け加えた。

Freerはまた、HuluのライブTVビジネスの可能性について、競合他社ーAT&TのDirecTV Nowだーに比べていかに急成長しているかというヒントを出しながら言及した。

「我々は、ライブTVマーケットは強固だと考えている」と述べ、「DirecTV Nowは第三四半期の数字を発表したが、我々は同期間にDirecTV Nowの10倍成長した。我々は10月も、そして11月も成長を続けている。第三四半期も過去ベストなら10月も11月も過去ベストだ」と加えた。

DirecTV Nowは第三四半期に契約者数を4万9000人増やした。つまり、HuluのライブTVプロダクトはこの期間に契約者を50万人近く増やしたということになる。これは、前に公表した契約者数からの300万人増の大きな部分を占めることになる。

Freerは、Disneyが21st Century Fox買収で大株主になることで、Huluのラインナップに変更が加わるのかについては語らなかった。Disneyは株式の60%を取得し、これによりComcastは30%、AT&TのWarnerMediaは10%となる(しかしWarnerMediaは株式の売却を検討していて、AT&Tは投資家と話し合いを持ったばかりだ)。

しかしながらFreerは、グローバルでのマーケット拡大も含めHuluのロードマップにどんなものがあるのか示唆した。

「我々は地理的に拡大する機会を模索している…その機会を探る道へ行くことをオーナーからサポートしてもらっている」と語った。

Freerはまた、Huluの広告収入についても触れた。それによると、ライブTVとオンデマンドの組み合わせのおかげで広告収入は前年比で50%超増え、今も増え続けている。

「広告ビジネスは真価を発揮し始めた。広告にかかるARPU(1契約あたりの売上)を生み出す力はなかなか大したものだ」と話した。

彼はまた、Huluが提供しているようなデジタルTVのフレキシビリティについて理想像を語った。それは、コンシューマーがいつの日か、広告なしの契約をする代わりに、番組ごとに料金を支払って広告なしで観ることができるようになるというものだ。また、コンシューマーが好きなスポーツの試合を観るのにライブTVでトグルし、終わったらオフになるというものも含まれるーこれは実際的にはpay-per-view(観るごとに支払う)のスポーツプロダクトだ。

「スポーツというのは契約に結びつきやすいことがわかっている…なので我々はスポーツをチャンスとして検討する」とFreerは語った。

テレビをパーソナライズするという能力こそが、ケーブルテレビの時代は終わったとHuluが考えている理由だ、とも付け加えた。

「ビジネスとしての集合線ケーブルネットワークは20年間うまく展開されてきた。そして私が思うに、次の10年間は集合線テレビネットワークでもなければ、スケジュールが決められているネットワークでもない」と話した。

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(翻訳:Mizoguchi)

Hulu、2017年の定期購読数は1700万件、売上は10億ドル超え

本日(米国時間1/9)Huluは、2017年の米国内定期購読数が1700万件を超えたことを発表した

これは2016年3月に同社が発表した1200万件から40%強の増加だ

同社は、昨年の総視聴者数が5400万人となり、同ストリーミングサービス初の売上10億ドルを達成したと話した。

プレスリリースには、エミー賞ゴールデングローブ賞でドラマ作品賞を受賞した「ハンドメイズテイル/ 侍女の物語」の成功も大きく取り上げられている。Huluの視聴者数増加に最も貢献したのは「ハンズメイズテイル」か? 同社によると、ドラマの視聴時間トップ3は、「LAW & ORDER:性犯罪特捜班」「THIS IS US 36歳、これから」そしてもちろん「ハンドメイズテイル」だった(「LAW & ORDER」は、話数が非常に多いので不当に有利ではある)。

ちなみに、コメディーのトップ3は、South ParkFamily Guy、およびBob’s Burgers

「2017年はHuluにとって節目の年だった。いくつかの大きな取組みによって21世紀の直接消費者メディアの会社となり、SVOD(定額制動画配信)と新しいライブTVプロバイダーという2つの事業へと発展した」とHulu CEO Randy Freerがリリースで語った(Freerは昨年10月にCEOに就任した)。「今年はHuluを有料テレビのリーダーにすべく、コンテンツやテクノロジーやデータに投資して、いっそう大きな年にしていく」。

Huluは今年のCESで、新しいライブTVガイドも披露する。また、DisneyによるFoxの映画とテレビ部門の買収が承認されればHuluの支配株主になることから、今後も変化があるかもしれない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

映画見放題のHuluに『ラマになった王様』などディズニー作品50本がやってくる

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Huluは動画配信サービスでNetflixと激しくシェアを奪い合っているが、このほどディズニーと新たなライセンス契約を結んだことを発表した

新しい契約によりHuluはユーザーに対して相当数のディズニー映画の新作を独占配信する権利を得た。 今後数ヶ月の間に公開されるディズニー映画は合計50本に上る。これには『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』、『ムーラン』、『ポカホンタス』、『ヘラクレス』、『リロ・アンド・スティッチ』、『ターザン』などの人気作品が含まれる。

『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』、『ムーラン』、『ポカホンタス』、『ヘラクレス』に加えて『天使にラブ・ソングを…』、『Air Bud』はすでに公開されている。

2017年に公開が予定されているのは『コン・エアー』、『ステップアップ』、 『60セカンズ』、『パール・ハーバー』、『ロミーとミシェルの場合』、『飛べないアヒル』、『リロ・アンド・スティッチ』、『ターザン』、『ラマになった王様』、『マペットの宝島』、『プリンセスと魔法のキス』などだ。

ディズニーはHuluの30%の株主であり、ディズニー・ABCテレビが権利を持つコンテンツの一部はすでにHuluで配信されている。これにはDisneyのテレビ向けチャンネルのコンテンツも含まれる。

今回のHulu-ディズニーの独占ライセンス契約により、Disneyのコンテンツは複数のサービスに分割されることになる。今回の契約に先立って、2012年にNetflixはディズニー、ウォルト・ディズニー・アニメーション、マーベル、ピクサー、ルーカスフィルムなどのディズニー・グループの製作になる映画を配信する権利を得たことを発表している。 配信の期間、内容はケーブルテレビのHBOと同様。

Netflixは今年5月にこの契約をユーザーに告知した。コンテンツのストリーミングはこの秋から開始されている。【略】

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

HuluとFox、30秒で終わる新CM方式を提供

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Huluは、CMを見ることに耐えられない人たちのために広告無しプランを導入しているが、Fox Networksとの新たな契約によって、広告付きバージョンでもストレスなくHuluを見られるようになるかもしれない。

今週、FoxとHuluは新たなタイプの広告フォーマット「エンゲージメント広告」をHuluに導入することを発表した。この一種の対話型広告を受け入れることを選択した視聴者は、Foxの今シーズンの番組を、CMの数も長さも少なく見られるようになり、CMによる中断は計2分30秒からわずか30秒へと短縮される。

このエンゲージメント広告は、Foxが昨年2億ドルで買収したtrue[X]とい会社のテクノロジーを利用している。同社は現在も独立して運営されており、その広告技術はABC、Viacom、CBS Interactiveを始めとする数多くの主要放送局で使用されている。

エンゲージメント広告自身は、従来の広告で最大の問題の一つ ― 視聴者が実際にメッセージを見ているかどうかがわからない ― を解決するために生まれた。視聴者はその場にいないかもしれないし、CM中にスマホで遊んでいるか、他のことをしているかもしれない。

しかしエンゲージメント広告は、広告主が視聴者の注意を引いたことを保証する。まず対話用画面が表示されビデオが始まる。しかしある時点で、視聴者は先へ進むために画面を操作しなくてはならない。これによって本当に見ていることが証明される。

例えば、牛乳のエンゲージメント広告なら、消費者はチーズを使ったあらゆる素晴らしい料理のレシピの中から一つを選ぶよう促される。自動車メーカーの広告なら、車のどの部分について視聴者が知りないかを尋ねることもできる。

Huluの視聴者は、エンゲージメント広告を見るか、従来型のCMを見るかを、Fox TVの番組開始前に選ぶことができ、もし前者を選べば30秒間広告と対話した後、番組の残りをCM無しで見ることができる。

あるいは、1回目のCM時間の前にエンゲージメント広告を選ぶオプションが提示される場合もあり、その場合も別のFoxの番組に移るまで邪魔をされることがない。エンゲージメント広告は、視聴者が一時停止ボタンを押した時に選択を促すことも可能で、今すぐ広告に注目することと引き替えに番組の残りをCM無しで見るチャンスを提供する。

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Foxは既に、Fox.comおよび同社のモバイルアプリFox Nowでエンゲージメント広告を導入しているが、Huluで利用できるようになるのは初めてだ。

また、Huluに統合されるテクノロジーは、他のtrue[x]顧客も利用可能で、そこには主要な放送局が名を連ねている。もしこの方式がHuluユーザーで人気になれば、Huluの広告支援モデルを改善しつつ、より良い視聴体験を提供できる。つまるところ、視聴者は広告を「プレイ」することを好まないかもしれないが、30秒間の束縛の方が、絶えずCMに中断されるよりは苦痛が少ない。

「あらゆるデジタル広告モデルは物量のために作られている…質の高いコンテンツを求める広告などない」とFoxの先進広告部門責任者で、買収前のtrue[X]ファウンダー・CEOのJoe Marcheseは言う。「エンゲージメント広告最大の特徴の一つは、広告で金儲けをする方法を探すだけでなく、より良い視聴体験を実現しようとしていることだ」と彼は言う。

エンゲージメント広告は伝統的広告よりも高価であり、表示回数ベースではなくエンゲージメント毎に課金される。しかし、表示頻度は減るため、目的はエンゲージメントで売上を増やすことではなく、同じ金額を少ない広告で稼ぐことにある。

なお、エンゲージメント広告を利用したいユーザーがいつもこれを選択できるわけではない ― 少なくとも今は。現在この広告方式は、現行シーズンの番組で、かつ広告主がキャンペーンを購入した場合にのみ利用できる。

開始時点では、10億ドル規模のスナック企業、Mondelēz Internationalが、Swedish FishおよびHallsのエンゲージメント広告をHuluで放映する。

エンゲージメント広告は現在ウェブおよびモバイルのHuluで放映中であり、いずれこのフォーマットは、Huluが動作するどのプラットフォームでもサポートされる予定だ ― ウェブ、モバイルウェブ、モバイルアプリだけでなくApple TVやRokuなどセットトップボックスでも。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Hulu、名称から”Plus” を正式に削除。サービス内容は変更なし

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今春のNewFrontsで約束していた通り、Huluは同社ストリーミングサービスのブランド名から “Plus” を正式に削除した。消費者の混乱を防ぐことが目的だ。この変更はHulu顧客に対して今日からメールで告知される。Huluサービス自体に一切変更はない ― 無料プランおよび有料の定期購読プランがありいずれも広告を含む。しかし、名前 “Hulu” だけとなった。

Huluユーザー受け取ったメールによると、名前の変更は「引退」と説明されている。

弊社は旧友 Plus と共に大成功を収めてまいりましたが、次へと進む時期が来ました。Hulu Plusの名前を引退させることをここにお知らせいたします。これから私たちの名前は、Hulu だけになります。”Plus” はありません。

同社は発表によってこの名称変更を公式としているが、再ブランドの過程自体はゆっくりとしたものになりそうだ。例えば、現在Google Playストアには、Hulu および Hulu Plusという2種類のアプリがある。そしてiOSアプリはアップデートされず未だ “Hulu Plus” のままだ。Huluの全アプリにわたるブランド変更には時間がかかりそうであり、プラットフォームによっても異なるだろう。

現在同社のアプリは、iOS、Android、Roku、PS3とPS4、Xbox One、Chromecast、Apple TV、Nexus Player、Windows 8、Windows Phone 8、Kindle Fire、3DS、PS Vita、Nook、Wii他で動作している。つまり ― 名称変更に関わるアップデートは山ほど必要だ。

“Hulu” のみに移行する決定は、消費者調査およびHulu側によるデータ分昔に基づくもので、同社はHuluの名前そのものは高いブランド認知を得ているが、付加された “Plus” ラベルが消費者の混乱を生んでいることを認識した。社内的には「マーケティングの変更」のみであり、アプリにもサービスにも影響はなく、移行後のロゴにも変更はない。

この変更は、同社のストリーミングサービスが900万人近い有料ユーザーを持ち、NetflixやAmazon Prime Instant Videoといったライバルとの競争力を高めようとする時期に行われた。Huluのサービス自身はこの数ヵ月間で大きく伸びている ― 有料購読者数が前年より50%増えたと、CEO Mike Hopkinsが4月に言っていた。ビデオストリーミングの数も今年に入ってからわずか90日間に77%増加した。

「2015年はHuluが飛躍する年」とHopkinsは当時語っていた。

以前、Huluは名称変更を顧客に広く宣伝する予定はないと言われていたが、どうやらある程度のコミュニケーションは必要だと判断したようだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

huluが国内100万ユーザー突破、Netflixの国内参入については「切磋琢磨して市場を大きく」

月額定額制動画ストリーミングサービス「hulu」を国内で展開する日本テレビグループのHJホールディングスは3月30日、国内ユーザーが100万人を突破したと発表した。4月1日からはPlayStation 4への対応も開始する。同日開催された発表会でHJホールディングスヴァイス・チェアマンの船越雅史氏が語った。

日本テレビグループがhuluを買収したのは2014年4月1日。船越氏が語ったところによると、の買収前のユーザー数は61万人。これまでの総視聴時間は3億6000万時間にも上るそうだ。ユーザー属性は明確にはされなかったが、「20代30代40代が中心だが、50代以上、未就学児含めて観られているのではないか」(船越氏)とのこと。ようはいろんな世代に観られています、ということだろうか。

さて今後の展開で気になるのは、今秋にも日本でサービスを開始する競合サービス米「Netflix」の存在だ。これについて船越氏は、「VOD市場は成長途上。これまで以上にサービスを拡充していくが、切磋琢磨してまずはVODのマーケットスケールを大きくできれば」と語るにとどまっている。

huluでは4月以降、「フールー、オン」と呼ぶ年間キャンペーンを開始するとしている。詳細は4月中にも発表される予定だ。また、オリジナルコンテンツの展開も進めるという。フジテレビ、テレビ朝日グループからのコンテンツ提供についても話を進めているとのこと。