Huluがブランクを経て4Kコンテンツを再び提供

Huluが再び4Kコンテンツの提供を始めた。最初にThe Streamableが報じ、Huluの広報がTechCrunchに事実であることを認めた。Huluの4Kサポートは出遅れていて、最終的に2016年12月に開始した。これはNetflixやAmazon Prime Videoに数年遅れをとっていた。そして昨年Huluはサービスから4Kコンテンツを除外した、とThe Streamableは報じた。

4Kコンテンツが最初にHuluに登場したとき、そこにはジェームス・ボンド映画20本と、11.22.63やThe Path、ChanceといったいくつかのHuluオリジナルが含まれていた。当時、4KコンテンツはXbox One SやPlayStation 4 Proといったゲームコンソール上でストリーミングされていた。

今回のHuluの4KプログラミングはApple TV 4KとChromecast Ultraでサポートされている。しかし、これまで同様に4Kコンテンツのラインナップはかなり限定されている。

4Kテレビを所有するHulu利用者はThe Handmaid’s Tale、Catch-22、The FirstそしてCastle Rockのようなシリーズを含むHuluオリジナルをさらに高精細なフォーマットで視聴できる。

それでも4Kサポートという点ではHuluはライバルに遅れをとっている。Netflixは現在、オリジナル番組やライセンス取得コンテンツを含む600タイトル近くを4Kで提供している。一方、Amazon Prime Videoは50本の映画、そしてオリジナル番組を4Kで流している、とThe Streamableは報じている。

ストリーミングサービスに加え、デジタルサービスとして4Kで映画や番組を視聴する方法はほかにもたくさんある。iTunesやGoogle Play Movies & TVなどだ。後者は2016年に購入向けに4Kコンテンツの提供を開始した。加えてRokuはメーンナビゲーションの中に4Kコンテンツ専用のセクションを設けている。

The Streamableの報道ではまた、Huluの4K UHDは16 Mbpsで、HDR10やDolby VisionではなくSDRのサポートにとどまっている、とされている。

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(翻訳:Mizoguchi)