コンテナは急速に、新しいアプリケーションをクラウドに導入するための標準的な方法になりつつある。これは歴史の古い企業でも同様である。このため主要なクラウドプロバイダーのすべてが、コンテナに力を入れていても不思議はないが、その中でも特にオープンソースのKubernetesコンテナオーケストレーションサービスに力が注がれている。IBMも長い間自身のCloud Container Serviceを通してそのサービスを提供してきた。そして本日(米国時間3月13日)業界初となる、ベアメタルKubernetesをマネージドサービスとして提供し始めた。
なぜそれが重要なのだろう?ベアメタルサーバー上でコンテナを実行するとパフォーマンスが向上し、開発チームはコンテナを実行したいマシンを選択することができる。同時に、他の顧客と共有していないマシンでコンテナを実行することで、通常のコンテナサービスを実行するときには得られない、一段上のセキュリティと分離のレイヤーを実現することができる。
IBMのWatsonならびにCloudのCTOであるBryson Koehlerによれば、このことによってGPUをマシンに装着することが可能になり、多くの企業が実験を始めている、機械学習やハイパフォーマンス計算ワークロードの実行が可能となる。「企業がクラウドに移行させようとしているワークロードの種類を見ると、ベアメタルは分離性と柔軟性の面で大きな恩恵をもたらします」とKoehlerは私に語った。
他のIBM Cloud Container Serviceと同様に、これはフルマネージドサービスであり、自動アップデートとセキュリティパッチが適用される。
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(翻訳:sako)