Ikeaのスマートホームへの投資はこれまでも賢いものだったが、散発的だった。そして今回、このスウェーデン拠点の家具ブランドは専門の部門を新設することでスマートホームに賭けようとしている。
同社の取り組みは2012年にスタートし、ワイヤレス充電とスマート照明にフォーカスしていた。以来、ワイヤレス充電を搭載した家具や、照明とチャージャーのコンボなどを手がけ、Sonosと提携してワイヤレススマートスピーカーのラインアップとしてSymfoniskをプロデュースした。
Ikeaはまた、未来のスマートホーム製品のハブになるという野望も抱いている。これはハードウェアという観点からだけではなく、同社のHomeスマートアプリという点においてもだ。このアプリは接続する電球のTradfriラインアップにフォーカスしていたものから6月に名称変更された。Symfonisk発売のとき、Ikeaは顧客向けにホームコントロールのためのハブとしてのHomeスマートアプリについて大きな野望を持っていると語っていた。
「IKEAで我々は今後も多くの人に、家庭でのより良い暮らしのためのプロダクトを提供し続けたい。これを実現するために、従来の家具を超えたプロダクトやソリューションを模索する必要がある」とIKEAの新Home smart事業部門のトップであるBjörn Block氏はプレスリリースで述べている。
Ikeaはまた、この部門設置を子供向けのラインアップ以来、すべての事業とブランドにおける最大かつ新たな注力部門と位置付けている。
SymfoniskラインアップをプロデュースしたSonosとIkeaの提携は長期的なもので、両社とも今後新たな製品を展開するとしている。しかし、Ikeaはスマートホームの技術を全部門への開拓を検討しているようなので、さらなる提携や製品カテゴリーの追加が予想される。
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(翻訳:Mizoguchi)