Facebook傘下のソーシャル写真共有サイトのInstagramはもともとスマートフォン専用アプリとしてスタートした。しかしその後ブラウザ版にも力を入れてきたので現在はスマートフォンをいちいちポケットからひっぱり出さなくても利用できる。
今日(米国時間3/22)、Instagramはウェブ版アクティビティ・タブを追加した。
これはサービス内から通知を送るための機能で、モバイル・アプリ版の「通知」とまったく同じものだ。 投稿に対する「いいね!」、コメント、フォロー、タグ付けなどの状況が通知される。このウェブ版のアクティビティ・タブが今日から全ユーザーに対して有効になった。
新機能についての最初の報告はRob Poitrasからだった。モバイル・ファーストでスタートしたライバル、Snapchatも先月、重要イベントについてについてライブ・ストーリーという形でウェブ版に通知を送る機能が追加された。
Instagramがユーザー・プロフィールをウェブ版でタイムライン風に表示し始めたのは2012年だった。つづいて2013年に「いいね!」を含めたフィードやコメントがスクロールで閲覧できるようになった。そして昨年、ウェブ版でも検索が可能になった。
Instagramは今回の機能追加がウェブ版の強化への大きな動きの一部なのかどうかについては明らかにすることを避けた。つまり単発のバージョンアップという可能性もある。しかしInstagramのクロスプラットフォーム性の拡充は利用を増加させ、ネットワーク効果を強める効果があるだろう。
Instagramの城壁を厚くし、堀を深くして他の同種の写真共有サービスを寄せ付けないようにできるかもしれない。
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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)