Intel(インテル)は、2021年のバーチャルCOMPUTEXの基調講演で、薄型軽量ノートPC向けの第11世代Core Uシリーズ(開発コードネーム Tiger Lake-U)新SKU2種を発表した。また、MediaTekとの提携で設計された、同社初の5G製品となるM.2カード型5GモジュールもノートPC用に発表している(Intelは2019年にスマートフォン用モデム事業をAppleに売却している)。
Intelの新チップは、いずれもIntel Iris Xeグラフィックスを採用している。フラッグシップモデルは「Core i7-1195G7」で、ベースクロックは2.9GHzだが、InteのTurbo Boost Max 3.0技術を使えば、シングルコアで最大クロック5.0GHzに達する。もう1つのチップは「Core i5-1155G7」と呼ばれ、そちらのベースクロックは2.5GHz、シングルコア最大クロック4.5GHzとなっている。どちらのCPUも4コア8スレッドという点は変わらない。
「Intel 5G Solution 5000」と呼ばれるM.2拡張カード形状の5G通信モジュールは、5G NRミッドバンド、サブ6GHz帯、eSIM技術に対応している。Intelは、北米、EMEA(ヨーロッパ・中東・アフリカ)、APAC(アジア太平洋地域)、日本、そしてオーストラリアのテレコム業者とパートナーシップを結んでいる。このモジュールは、2021年末までにAcer(エイサー)、ASUS(エイスース)、HPなどのメーカーが製造するノートパソコンに搭載される予定。また、OEMメーカー各社も第11世代Uシリーズチップをベースにした250種類のデザインに取り組んでおり、2021年のホリデーシーズンまでに市場に投入される予定だという。
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カテゴリー:ハードウェア
タグ:Intel、チップ、COMPUTEX、COMPUTEX 2021、5G
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(文:Catherine Shu、翻訳:Aya Nakazato)