Googleはソーシャルネットワークを作ることに関して輝かしい歴史を持たないが、Googleマップのタイムラインは多くのソーシャルサービスの主要部分に驚くほどよく似ている。そして、A地点からB地点へ移動することにほぼ集中しているアプリにとって非常に興味深い付加機能だ。今日からiOSユーザーは、Androidユーザーが2015年から享受してきたこのタイムライン機能を体験できることになった。
タイムラインとは何か?要するにブラウザーの閲覧履歴のようなものだが、実生活の移動に基づいている。Googleはこれを、最後の休暇に行ったあのレストランが素晴らしかったことを思い出したり、ドライクリーニングに出したのが何日だったかを正確に思い出す便利な方法だと考えている。タイムラインはAndroidユーザーとデスクトップにはかなり以前から提供されているが、iOSユーザーは今日初めて触れる機会を得た。そしてGoogleは忠実なiPhoneユーザーを歓迎すべく少しだけ機能を追加した。
新たに加わったのは、タイムラインに何を表示して何を表示させないかを簡単に設定する機能と、自動的にタグ付けされた場所や行動が正しくない時に正確な情報を入力する機能だ。タイムラインの表示も簡単になり、過去に行ったことのある場所をタップするとポップアップする場所カードから表示できる。そこには、最後に訪れた日時が表示される(見ることができるのは本人がログインしている時だけ)。過去30日間の移動履歴のサマリーがメールで送られてくる機能もある。
もちろん自分の行動がどこまでGoogleマップに捕捉されているのか心配になるユーザーがいることは間違いない。位置情報の履歴をGoogleに預けるのが不安な人はいつでも停止できる。機能やサービスと引き換えにプライバシーを提供する永遠の取引はデジタルエイジの夜明け以来続いている。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)