Appleはモバイル用オペレーティングシステムiOS 7のインターフェースを、未だにいじり続けているようだ。今日リリースされたiOS 7.1ベータ3がそれを示している。この最新アップデートで、Appleは電話のキーパッド、着信画面、および電源オフ画面を改訂し、以前四角形だったボタンを円形に変えている。他にも、壁紙設定オプションの追加、Facetime、メッセージ、および電話アイコンのグラデーション変更などが見られる。
この最新ビルドの前に、11月のリリースと先月出たばかりのbeta 2があった。これらは、キーボードの暗色オプションの廃止など、些細なUI変更が中心だった。今日のリリースで ― 少なくともiOS 7のビジュアル全体にある程度慣れている消費者から見て ― 最も目に付くのは、iPhoneの中でもとりわけ頻繁に使う画面のビジュアル変更だ。
通話に関連する画面は大きく変わら、キーパッドと通話中画面の下部には、それぞれグリーンと赤の丸いボタンが配置されている。電話がかかってきた時の「拒否」と「応答」のボタンも円形になり、「後で通知」と「メッセージ」のオプションは、すぐ上の小さな白いボタンになっている。
iClarified.comの好意により、電話アプリ画面のビフォー/アフターを見ることができる。
「スライドで電源オフ」画面も改訂され、ボタンを右にスライドすると画面が暗くなるようになった。
細かい変更としては、壁紙選択のモーション・オン/オフ設定や、メッセージ、Facetime、電話アイコンのグリーンアイコンのグラデーションが暗めになったこと、リピートおよびシャッフルボタンの変更、パックスペースとシフトのハイライトの変更、キーボードの文字が太くなったことなどがある。この他、初期設定アシスタント中のiCloudアカウント設定に関連するバグや、ミュージックアプリでオーディオブックを再生する際の問題などが修正されているが、iMessageを初めて送信する時に失敗することがある等、他の問題が起きる場合もある。
もちろん、Appleが7.1を公開するにあたって多くの人々が望んでいるは、バックエンドの改善だ。今でもユーザーはフリーズや時には再起動するバグに悩まされている。最近、Google VenturesのMG Siegler(TechCrunch寄稿者で、長年のAppleコラムニストでもある)は、個人ブログでこれらの問題を列挙し、今のiOS 7は「水準に達していない」と言っている。
7.1では、これらのバグがいくつかでも修正されるかもしれない。発生する頻度の高さ ― 少なくとも一部のユーザーでは、私を含め ― を考えると、できるだけ早い時期の公開が望まれる。
画像提供:9to5mac.com; iClarified.com
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)