Appleが教訓を得たらしい。子供たちがバーチャルなナンセンスに大金を投じることに関する幾度かの派手なニュースを受け、最新版のiOSでは、アプリ内購入に関するAppleのポリシーをユーザーに再確認させるようになった。
iOS 7.1から、ユーザーが仮想コインや偽キャットフードなどのアプリ内購入を行った後、変更しない限り、次の15分間はパスワードなしでさらにアプリ内購入が可能である、旨のメッセージが表示されるようになった。iOSの「設定」アプリへのボタンも表示される。
このポリシーは新しいものではない。2008年にApp Storeがデビューして以来存在しているが、見過されがちだ。iPadを即席ベビーシッターとして頼っている親たちに聞いてみてほしい。
今年Appleは、無許可の子供によるアプリ内購入に関して3250万ドルを払い戻す示談に応じた。FCCは、手ぬるいと思われる本件に関するAppleのポリシーを調査中だ。新たな警告メッセージは無許可購入を完全に防ぐものではないが、多少の抑制にはなるはずだ。
アプリ内購入はそれ自体で業界の一大分野となっている。子供にアプリを与えると、1時間は遊んでいる。子供に遊ぶために何かを買わなければならないアプリを与えると、親がヨットを買えるほど支払う。
【日本語版蛇足】子供がアプリ内購入するためには、[通常]親がパスワードを入力する。メッセージは「この1回だけでは済まない」という警告である。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)