AppleのiPhone 6と6sは好調を続け、会計2015年第4四半期には4800万台を販売した。これはQ3の4750万台を上回り、前年同期2014年Q4の約3900万台からも伸びているが、アナリスト予測の4850万台にはわずかに届かなかった。
これはiPhone 6sが発売された四半期ではあるが、その期間はわずか数週間だったことを留意されたい。iPhoneは常にApple最大の収益源であり、iPhone 6sが店頭に並んでからわずか数週間しかなかった今期も、期待を裏切らなかった。Appleの今期売上のうち約322億ドルがiPhoneの販売によるものだった。
今期はiPad売上が下降を見た2度目の四半期でもあり、こちらはAppleの人気モバイル製品、iPhoneのようにはいっていない。iPadの販売台数はQ3の約1100万台からQ4の1000万台へと減少した。2014年Q4の1200万台強からはさらに大きく落き込んだ。大画面や様々な形状のライバルたちと戦うiPhoneが順調に成功を続ける中、昨年来のiPadの不調は対照的だ。
Macの販売は570万台で、2014年Q4の550万台を上回った。CEO Tim Cookは、これはMacの過去最高だと言った。
AppleのiPhoneによる支払いサービス、Apple Payも月間2桁成長を続けていると、CEO Tim Cookは語った。さらにApple CEOは、American Expressとの提携によってApple Payを「主要グローバル市場の対象顧客」に提供することも発表した。これが軌道に乗れば、全世界での利用が促進され、海外でも携帯電話で支払えるようになる。
海外といえば、誰の頭に浮かぶのも中国であり、Appleでは特にそうだろう。中国およびインドを始めとする一部の地域は、世界でもモバイルの普及が最も速く、これは新型iPhoneの販売にとってよい兆候だ。
「今後数年間で中国は大きな変化を見せるだろう」と最近同国を訪れたCookは言った。「われわれは、そこそこ良い位置につけている」。
現在Appleは中国に25の店舗を持ち、来年中混までには40店舗まで伸ばすとCookは言っている。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)