次に流行るのはQRコードだと言われた頃を覚えているだろうか。かつてアメリカでは広告看板や名刺でよく見かけたものだ。QRコードは私たちのデバイスの使い方を変えるはずだった。CurrentCを覚えていますか?しかしこの国で主流になることはなかった。そのためだけにサードパーティー製アプリをダウンロードしてスキャンする必要があり、システムとして美しくなかったことが大きな理由だった。
しかしTwitterに流れてきた情報によると、QRコードはアメリカでもう一度チャンスを与えられそうだ。iOS 11の初期ベータでは内蔵カメラアプリがQRコードを読めるからだ。つまりこれは、iPhoneユーザーなら誰でも、カメラアプリを開いてQRコードに向ければURLに飛べることを意味している。
下の写真で使い方のイメージを見て欲しい。もちろんこれはベータなので、変更される(あるいは削除される)可能性はあるが、このシンプルな実装は実にAppleらしく、これ以上複雑にならない可能性は高い。
報告によると、この機能はカメラの設定メニューでオフにできるが標準では有効になっている。
QRコードは実際非常に便利だ ―― URLをタイプしたり貼り付けたりするよりずっと簡単だ。QRコードで毎日食べ物を注文したり支払いをしているアジアのモバイルユーザーに聞いてみてほしい。QRコードの普及は高まるばかりで、Appleもついに標準サポートせざるを得なくなった。
果たしてアメリカが再びあの短命のQRブームに戻るのかどうか注目したい。マーケター諸兄、もしこれを読んでいるなら、またTシャツにあれを載せるのはやめて欲しい。
[原文へ]
(翻訳:Nob Takahashi / facebook )